
普段から誰かと話すときは議論になりやすい。
議論となると単なるコミュニケーションをではなく、「勝ち負け」を付けるものと皆さん認識するのではないか。何かを決定しないといけないとき、また自分の意見を通す時には必ず議論になる。
その時に大事なポイントがあります。私が大好きな2ちゃんねるの作成者ひろゆきさんも言っているのですが、ポイントは以下の2つです。
- 気持ちで議論するのか
- 根拠・数字で議論するのか
これらがとても大事です。
目次
気持ちで議論する時

これは根拠や数字を下にして議論するわけではなく、自分が思っていることや、現在予測していること(根拠や数字をなしに、想像する)。
気持ちだけで議論するときに重要な事は、熱くなってはいけないということです。
気持ちだけで議論する場合は、相手も自分と同じ気持ち・同じ温度でトークしないと、こちらが高圧的だと取られたい、なんでこの人こんなに熱くなっているんだろうと捉えられがちです。
すなわち気持ちでトークする時は、一言添えるというのが大事だと思います。
熱くなり、感情的にすべてのことを言ってしまっては、全く議論にはなりません。
自分が今気持ちで喋っているということを認識して、相手に
ごめんちょっと今自分が感情的になってるんだけど、こう思うっていうのを伝えたいから少し話さしてほしい
というような、自分は今感情・気持ちでしゃべってるんだよっていう事を、相手に認識してもらうという事はものすごく大事だと思います
気持ちで喋っていると徐々に論点からずれていってしまうので、話を戻すことが非常に難しくなってしまいます。
そして気持ちで喋っている時に論破されて、1番最悪なのは開き直ってしまうことです。
こうなると今後の議論と言うものが進めなくなってしまいます。よくありがちなのが気持ちが先走っていて、根拠・数字を調べずに一通り言ってしまって後悔をすることや、また相手にその根拠がない事を指摘され、揚げ足をとられて結果論破されるといった事はよくあるかと思います
根拠をもとに、数字をもとに議論する

これが本来、相手と議論するときに非常に重要になってくると思います。
例えば相手と議論する時にはこのような流れになると思います。
- このような根拠がある
- 実際に数字でこのような数値が出ている。
- 事例としてはこのような事例があって、この根拠が実際ここで証明されている。
- 出ているものの数値も先ほどのものと相違ない。
- 推測するにこういう未来・展開が想像できる。
- よって、私はこのように考えている。
これは根拠や数字をもとに議論していることになります。
よって、相手にしっかりと伝わりやすい。過去の事例からしっかりとした根拠があり未来が予想しやすい。そして、ここに対して私はこういう風に思います、と言うような話し方がスムーズであるし説得力がある。
気持ちの議論と根拠の議論は成立しない
ひろゆきさんが時々、相手と議論している時にも言うのですが
それは気持ちで喋ってるんですか?数字で喋っているんですか?
っていうことをよく言います。
相手が気持ちで喋っていて、こちらが数字や根拠で喋っていると決して議論にはならないということが根拠にあるのではないでしょうか。相手が気持ちで喋っていると、数字や根拠は関係なく
俺はこれが言いたいんだ
私はこれが主張したいんだ
といったように聞き入れる体制ではないということです。
数字や根拠で議論している場合に関しては、
こんだけ根拠があって、私は根拠をもとにしゃべっているんです。
あなたの「~だと思います」といった願望や感想ではなくて、私は根拠しゃべってるのでその気持ちでしゃべってることと、私の話は絶対合わないと思います
といった形で気持ちで喋っている人と、数字で喋っている人、これら2人は常に平行線をたどるといった結果になってしまうのではないかなと思います
議論するという時に必要だと思うのがやはり司会者です。
司会者が客観的に判断をして
それはちょっと論点からずれてるんじゃないんですか
その根拠は正しいですか
といったように確認をする事というのは、非常に重要だなと思います。
私は会社の会議においても決して大人数で会議をするという事はありません。
なぜならば大多数の原理が働いて感情で訴えかける人に、変に感情移入してその意見をサポートする人たちが出てきたら、これは全く議論が成り立たないなので。
少人数で議論をして、その中に必ず議事録をまとめるよう司会者がPowerPointやワードで必要な箇所をまとめて、
今論点がずれてないのか
この議題に対して適切な答えが出ているのか
今のこの議論をまとめて社員の人たちにしっかりとプレゼンができるのか
ということを確認しながら議論を進めています。
要はまとめると議論をする時というのは
- 気持ちで議論をしてはいけない
- 根拠・数字をもとに推測し今後の展開を予想して伝える
- 気持ちの議論と数字の議論は成立しない
- 司会者のような役割を持つ客観的に議論を見てくれる人を側につける
このような方法によって議論をすることがより円滑に進むのではないかなと思います
私たちは感情的な生き物ではありますが、何か決定をするとき、何か議論をする時っていうのは必ず数字や根拠をもとに伝えることが大事だと思います。
客観的な事実のみをまとめて、今話題がそれてないのかということを確認してくれる、第三者的な役割の人を1人設けると、またさらに円滑に進んでいくのではないかなと思います。
皆さんも自分が気持ちで相手に伝えてしまいがちだったり、ヒートアップしそうな場合は今回のポイントを押さえて、相手が今どのように喋ってるのか、自分何を根拠に喋ってるのか、また自分たちの話題がずれてないのか、ということを常に確認しながら相手と議論してみると、話はうまくまとまって進んでいくのかなと思います。
ぜひ参考にしてみてください。