
今日は外部の事について情報を共有したいと思います。
前回の外壁編で、外部のことについては少し触れましたが、今回はもう少しお家に外部面に施工するものに関して解説させてください。
現場に行けば行くほど、
何やっているのか分からない!!
って状態に陥りますよね・・・
外部は特に、いつになったら外壁は貼られるのだろう?
ってぐらい、いろいろ作業があるんです。
今回はそれをお伝えしますので、なんとな~く・ゆる~い知識を身に着けてください(笑)
- 土台水切り
- 胴縁
- ハット型ジョイナー
- スターター
- 軒天仕上げ材
目次
土台水切り
外壁や基礎の通期を加工するためのものです。
万が一外壁に穴が開いたりして、雨水等が内側に入った場合に、内部に侵入するのを防ぐための部材でもあります
注意点
土台水切りの勾配に注意
外壁伝って基礎に水が溜まります。
胴縁
外壁を仕上げる前に使う材料です。外壁材(サイディング等)を釘で取り付ける場合の下地材としての役割と、外壁の内部の通気を確保するためのものでもあります。外壁材は直接柱に貼っているように見えて、結露してお家がダメにならないように、外壁等の間に通気を取るためにこの胴縁を施工しています。
注意
これがしっかりと通気が取れるように施工できていないと壁内が結露して、カビが生えて、最悪の場合木材が腐ります。
よくある現象
胴縁を施工するために釘を打ったところは少し変色します。
これは胴縁自体が腐っているわけではなくて、釘が雨でサビてしまったりしたときの色が移るためです。
大きな問題ではないですが、気になるのであれば工務店・ハウスメーカーさんと相談しましょう。
ハット型ジョイナー
外壁と外壁の間に施工するバックアップ剤です。シーリングというボンドみたいな材料の「3面接着」を防ぐため、またシーリング材が劣化して機能を果たさなくなった時に雨水の侵入を防ぐ役割も合わせ持っています。
注意
シーリング材は劣化しますし、汚れもつきやすい。
特に施工段階で、風が強くほこりが舞っている時は、少なからずそれらが付着します。継ぎ目がでないサイディングもあるので、気になる方はそれがオススメです!!
スターター
サイディングを支持するための受け金物です。
これをつけることによってサイディングの取り付けの基準を出します
軒天仕上げ
玄関の天井部分をどのように仕上げるのか
大きく分けると3つです。
- メーカー既製品
- ケイ酸カルシウム版
- 板張り
注意
無垢板を貼る場合は色味に注意
工務店・ハウスメーカーで軒天のデザインを板張りにする際に、サンプルを一部しかみていないとイメージと違うといった感じになりやすいです。
サンプル写真はレッドシダーという木材ですが、色味が一枚一枚違うので全体で仕上げるとこのような感じになります。

サッシ
特に樹脂サッシがよく出ており気密性が高く熱伝導率が低いので結露を防ぎ、断熱性を高めてくれます。一昔前はアルミ製のサッシが日本で最も普及しており、量産しやすくとても安かったです。
ただし熱伝導率が非常に高いため熱が逃げやすくサッシの周りが結露しやすいという問題もありました
サッシの種類
トップライト
屋根に取り付ける窓です。
これは窓に取り付けるために雨仕舞の施工が非常に重要になってきます。
注意
たくさん太陽の光を取り入れたい!!と思ってうかつにトップライトをつけると真夏はっ居室が灼熱地獄になる恐れがあります・・・
設計士さんとよく相談しましょう。
フィックス窓
「はめ殺しの窓」とも言われており、開閉できない窓になっています。
意匠性を高めるため、または光を取り込むために使用している場合が多いと思います。
和室の地窓にいいですね!!
引き違い窓
左右のサッシを水平にスライドさせて開閉する窓になります。
縦すべり窓
横方向にすべりながら、ドアのように開閉する窓です。
横滑り窓
縦方向、外側に開くものです。
これはトイレや洗面等に多く使われると個人的に思っています。窓を開けたとしても、内部のプライベートな空間が外から見えにくいという事もあり、そういったメリットも考えて取り付けています。
縦すべり窓か・横すべり窓か
居室に対しては基本縦すべり窓で充分かなと思っています。風の流れや空気の取り込みを考えて、窓の配置を考えるといいかなと思います。横滑り窓は、デザイン上大きな窓を居室につける場合もあります。これも設計士さんとよく相談して、サイズを決めてみて下さい。

いかがでしたでしょうか?
その知識違うよ!!
ってのがあれば是非共有してください。
今日YouTubeと見ていたら
屋根の形が複雑であったため、雨漏りが出てきてしまう。複雑なデザインはやめましょう。
みたいな動画がありました。(一年くらい前だけど)
そういった間違った知識を流さない欲しい。
そして、私自身も間違ってたら教えていただきたい。
すべてのお家づくりを始められる方が、お家づくりを楽しめるように、引き続き記事を更新します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。