
新入社員の方々、新しい会社に入ってもうすぐ3カ月が経とうとしていますね。会社の環境には慣れましたか。
私の会社に入社してくる方たちに、毎回話していることがあります。
それは、成長するためには必ず通過しないといけない3つの段階・ステージがあるということです。どんな天才であっても、このステージを飛び越えて成長することはできないのではないか、と思っています。
その3つの段階とは
- 分からな事が分からない状態
- 分からない事が分かる状態
- 分かった事が実践できる状態
この3つ段階を経て、人間は成長していくのだと思います。

目次
1.分からな事が分からない状態
これが初期・第1ステージの状態です。
新しいことを始めるときは、何の知識もないので
- 何が分からないのか
- 何が分かるのか
の判断がつかない状態にあります。
つまり「分からな事が分からない状態」といえます。
この状態が正常です。
新入社員の方々もこの状態が正常です。
ここから少しずつ知識をためていくことによって「何が分からないかが、分かる」という次の段階にステップアップできます。
質問しまくれ!!
この時はとにかく質問しまくる、調べまくる。資料に噛り付くぐらいの勢いでいいと思います。片っ端から調べつくして、とにかく情報・知識を自分の中に取り込みましょう。
なんで質問して来ないの?はNG
この質問をよくしてくる上司、してしまう方いるのではないでしょうか?
これはこの第一ステージにいる人にはマジでNGな質問です。
「分からない事が分からない」状態なので、何を質問していいのか分からないのです。
質問するということを分析すると
分からない事と分かる事が識別できる
↓
分からない事について知りたいという欲求が生まれる
↓
質問する
の流れが普通ですよね。
よってこのステージで
なんで質問して来ないの?
質問しないから成長しないんだよ。
等の声掛けはNGですね。
2.分からない事が分かる状態
これが第2ステージです。
やっとある程度の知識が身についてきたので、「分からない事が分かる状態」になると思います。この段階になれば徐々に「質問する」ということができ、さらに成長が加速していきます。
知識を詰めこむことに満足していないか
このステージで気を付けないといけないのが「頭でっかち」になることです。
つまり「情報・知識は豊富だが実践では全く使えない」という状態です。
分からない事が明確になれば、自走しだします。
自走とは他人の力を借りずとも、自分でネットや参考書で調べる状態のことです。
第1ステージと比べるとかなりいい状態ですが、「知っている・分かる」と「実践できる」
には相当の差があります。
分からないことが分かったようになっただけで満足してはいけません。
その情報・知識を生かせいて実践に臨みましょう。
失敗を恐れない・恐れさせない
第2ステージに来たらとにかく実践です。
情報・知識はある程度身についています。
新しいことにチャレンジしている人は、実践形式に移る段階です。
プログラミングでいうならいつまでも無料コンテンツや書籍を繰り返し解いている場合ではないです。
案件を取りに行きましょう。
実践形式に移るのです。
「知っている・分かる」という状態から「実践できる」とう段階にシフトする必要があるからです。
上司・会社経営の方で、部下や社員の方がこの状態に来たと判断したら、積極的に実務をさせて欲しいです。そして100%失敗すると思います。
その時に失敗に寛容であって欲しいです。
私も相当苛立つときにもありますが、失敗したときに怒られたら彼らは二度と挑戦しなくなってしまうと思います。
失敗に対する寛容な態度が必要なわけです。
失敗を恐れない環境を周りの人間が構築してあげることが重要です。
知ったかぶりは烈火の如く叱る
このステージで知ったぶりをしたら烈火の如く怒りましょう。
一度知ったかすると、人間は癖付きます。
「知らないと思われることが恥ずかしい」と変なプライドを持ち出すのもこの段階です。
第2ステージの段階で、このような悪い習慣の芽を摘んでおきます。
3.分かった事が実践できる状態
最終段階・第3ステージですね。
ここまでこれば、一人で様々なことが「できる」状態にあると思います。
この段階に早く行きつくためには
- 「分からない事が分からない状態」の時に徹底的に情報と知識を詰める
- 「分からない事が分かる状態」に来たら、実践する
- 失敗を恐れない
- 知ったかをしない
この4つのポイントの、どれか一つでもかけていたら、このステージにたどり着くのに時間がかかりますし、「中途半端にできる」という状態になってしまうのではないかと思っています。
結果にこだわる
このステージで何にこだわるかといったら「結果」以外存在しないと思っています。
第1段階はどれだけ時間を割いて調べられたか
第2段階ではどの程度、情報・知識のストックがあるか
が重要だと思います。
しかしながら、この第3ステージにおいては結果です。
今まで身に着けた情報・知識や経験を総動員して結果にこだわりましょう。
冒頭でも触れましたが、この話は毎回しています。
自分自身にも唱えています。
最初からできる人なんていません。
ただ、この段階を理解して、自分が今どのステージにいるのかを冷静に見極め、必要な行動を取れば、誰でも第3ステージにたどり着けます。
是非参考にしてください。 最後まで読んでいただきありがとうござ ました。
