
前回は「子供に大きく影響する親の要素4選・前編」をお伝えしましたので、今回は後編をお伝えたいと思います。
- お金の使い方
- 挑戦に対する考え方
- 教育に対する考え方
- 資産
今回の記事ではした二つについて紹介します。
前回の記事はこちら
教育に対する考え方
貧困から抜けだす唯一の方法は教育
という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
FACTFULNESS(ファクトフルネス)
という本をご存知でしょうか。
その内容に世界の所得レベルの話があります。
世界の人口を4つの所得レベルでわけると
- レベル1 一日あたり2ドル以下で生活する人(平均1ドル)
- レベル2 一日あたり2ドル以上8ドル以下で生活する人(平均4ドル)
- レベル3 一日あたり8ドル以上32ドル以下で生活する人(平均16ドル)
- レベル4 一日あたり32ドル以上で生活する人
日本はもちろんレベル4です。
レベル1の生活は
泥水をくみに遠くまで素足で向かい
焚火で火を起こす
抗生物質等を買う余裕はないので、たいていの場合は病気にかかってしまったら死に至る。
レベル1からレベル2に上がったときに、一番力を入れるのが教育だそうです。
すなわち極度の貧困から抜け出す唯一の方法が教育を受けることです。
- 文字が読める
- 計算ができる
という知識をみにつけ、工場で働くことによって「給料」を得ることができる。
すべての基盤は教育です。
ホリエモンが学校に行く必要はない!!アプリとか「ゼロ高」で必要なことは学べるといっていますが、確かにそうです。
コンテンツが日本は十分にそろっているため、そういう事は可能だと思います。
ただ最低限の知識を身に着けていないと、世界ではレベル1からレベル2に上がることはできません。そして教育を受けさせるのか、どのような教育をするのかは、親の教育に対する考え方にかかったいると思います。
日本は教育システムが大変充実していますので、親の教育に対する関心度が高ければ高いほど、子供が質の高い教育を受けられるチャンスは広がっていくのではないかと思います。
義務教育が重要であるということを主張したいのではなく、チャンスを掴むための知識を教養を身に着けておく必要があると思っています。
そして、その重要性を子供に説くのが親の仕事かと思います。
間違っても
いい大学に入って、一流企業に就職することが大事
は違いますよね。
それは、一世代前の話です。
資産
2018年の時点で、日本は先進国35カ国の中で、子供の貧困が8番目というのが今の日本の現状です。
「貧困による教育格差は幼少期から」日本初のデータでわかった学力・生活習慣格差
というのがダイヤモンドオンラインに載っています。
結論からいうと経済状況によって、子供の学力は低下してしまう傾向にあり、それが10歳前後で固定化されてしまうのではないかといった内容です、
親の収入が高ければ
- 塾通えます
- 習い事に行けます
- 家にパソコンがあります
上記以外にもあるかもしれませんが、学習環境が整い、勉強がしやすい環境になります。
まさに高い教育レベルを受けることが可能な環境ですね。
私も実際にありましたが、家庭環境が厳しい生徒は、学校の模試を受けることも、親から拒まれます。
高校では各学年で模試が数回あるとは思うですが、この受験にはお金がかかります。
これを払うのが生活的にしんどい。
ここにお金を使うのであれば他に回したい。
と思っています。
これが本当にリアルに起こっています。
すべての子供に当たはまる条件だと思っていませんし、劣悪な環境の中でも這い上がり、成功した事例というのはいくつかありますが、その輝かしい物語の背景に、このような残酷な現実があり、それがかき消されてしまっているように思うのは私だけでしょうか。
このように、家庭の資産で大方の子供の教育環境が固定されてしまう事実はあります。
いかがでしたでしょうか。
最後の資産に関する事は、かなり厳しい話ですよね。
ただこれが現実です。
日本がもっと成長していくためには、教育は欠かせないと思っています。
ただ、教育の受けた方も多様化していますから、正解は何か正直分かりません、
しかしながら親というのは子供に大きく影響を与えているのだと、今回の記事を書き進める中で再認識しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。