
成長する人と成長しない人の決定的な違いは何なのか
と内容は皆さん興味があるのではないでしょうか。
才能・センスというものは確かにあるかもしれませんが、実際は努力の差が非常に大きいと、成功した著名人がインタビューで述べているシーンを見る事は多いと思います。
成長する人と成長しない人との間では、どのような思考の差があるのかを今回は明らかにしていきたいと思います。
新卒の子が何名か会社に入ってきて、スタート地点はほとんど一緒の環境の中で、何故か1年2年過ごすうちに能力の差が広がっていく、というのが結構あります。
そこにはおそらく考え方・思考態度の差があるのではないかと思います。
これは私が読んだ記事の言葉を借りるのですが、「固定された思考態度」と「成長する思考態度」と言われるものです。
目次
固定化された思考態度
- 自分を良く見せたい
- 才能があると思われたい
- 完璧だと評価されたい
と言う欲求が非常に見られます。
失敗する可能性があるものは基本的に避けます。要は、難しい仕事や自分の力量で簡単にクリアできるものばかりを選ぶ傾向にあります。
そして少しでも難しいことに当たってしまうと、すぐに諦めて努力を止めてしまいます。
一方で、自分以外の人の成功には脅威や嫉妬を感じる傾向にあります。
この思考態度の人間は自分の能力を出し切ることができず、頭打ちの状態になってしまいます。
成長する思考態度
- もっと学びたい
- もっと成長したい
と言った欲求が、成長思考態度の人間には見られます。
入り口が学びや成長、もっと取り組みたいと言うようなポジティブな姿勢から始まります。よって、逆境に当たっても粘り強く取り組むことができ、結果として多きく成長する可能性があるのです。
努力というものは常に必要であり、成功というものを過度に意識せず、すべてのことが通過点であると考える傾向にあります。
根本的な欲求が、成長したい・もっと学びたいということなので、高い成功レベルに到達する可能性があります。
固定化された思考態度の人間は、自分が今何をしているかというところ、つまり過程に意味を見いだすことができない人が多いです。
成長する思考態度の人間は今自分が成長していることに関してフォーカスすることができます。
何度も言いますが「過程」を重視しているという事になります。
結果を見せつけてやろうという人にとっては、常に自分は「失敗しているのか成功している」か「周りから賢く見えてるのか、馬鹿にされているのか」というところばかりに重点を置いてしまいます。
一方で、努力によって自分の能力を伸ばしていこうという人にとっては、経験や過程というのが非常に大事であると考えています。
常に情熱を持って様々なことに取り組むことができ、自分の軸をしっかりと持っているので、外部からの目線をあまり気にすることがありません。
ある実験で子供たちにIQテストをさせました。
一方のグループは能力のみを褒め、一方のグループはそのテストに対しての努力を褒めました。
・能力のみを褒めるとき
「○○点も取ったのね。あなたは頭がいいわ」(頭が良いという能力を褒める)
・努力のみを褒めるとき
「○○点も取ったのね。よく頑張った。さすがね。」(頑張ったことを褒める)
能力を褒められたグループは、その後ももっと褒められたいという強い思いから、難しい問題を避ける傾向にあったそうです。
難しい問題を避けて容易な問題を選び、もっと褒めて欲しいという欲求を満たします。
また嘘をつく傾向も多くなるようです。
自分が獲得した点数を、自己申告制にすると、能力を褒められたグループは自分のスコアを正直に伝えずに、嘘をつくことがあったそうです。
一方で努力を評価したグループは自分の能力を伸ばすために、より難しい問題を楽しんで解くという傾向が見られました。
この結果から言えるのは、「成長する思考態度(=努力を褒められた)」になったグループは一生懸命取り組んでいる時間や、努力している最中は自分を高めてくれると考えることができます。
「固定された思考態度(=能力を褒められた)」のグループは、成功と言うのは自分の卓越さや偉大さを証明することであって、それ以外には価値がないと考えがちです。
プライドが高い=固定化された思考態度
私は今回の記事を書いていてそう思いました。
自分の能力が高いことを褒められると
失敗は許されない
能力が低いとみられたくない
といったような思考に陥ってしまいます。
そして、人に助けや教えを求めることができず、結果として孤立もしますね。
人の成功が素直に喜べないといったところもプライドの高い人に顕著にみられますよね。
あいつが成功したが悔しい
なぜ私ではないのか
といったような非常にネガティブが概念が見られます。
このような、外部の目線ばかり気にしてしまう人に言えるのは、誰もあなたのことを軽蔑したり、見下したりしていないという事です。
ホリエモンも著書でいっていますが、すこしきつい表現でいうと「誰もあなたに興味がない」といった言葉になります。
まずは見栄をはったり、完璧さを周囲にアピールすることを辞め、もっと自分に目を向けることがプライドの高い人には重要だと思います。
まとめると、成長する思考態度の人はやはり常に挑戦思考だと思いました。
「リスクを取らないリスク」という言葉があるように、挑戦せずに容易くできることがばかりを選択していると、気が付いたら思考停止に陥ってしまい、成長が止まってしまう傾向にありますね。
成長する思考態度になるためには周囲の言葉のかけ方も非常に重要だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。