ダイエットに失敗する人の共通思考

自分がデブって気付いてないの?

この心ない一言から私のダイエットはスタートしました。

19歳でメタボ検診にひっかかった私は、当時は自分のことをデブだと思ってもいませんでした。

何を隠そう、18歳までは超が付くほどの体育会系でスポーツをしており、体脂肪も10パーセントを切っていたからです。

ただ大学受験に失敗し、浪人生活ですべては変わりました。

勉強するためには糖質が必要

お腹が空いていては集中できない

といった理由でガンガン食べてました。

結果デブになりました。

そして大学入学して、同じ学部の女性に言われました

「自分がデブって気付いてないの?」

この一言にプライドは傷つき、心はズタボロになりました。

そしてダイエットを決意。

現在の私の体型はかなり理想的なものだと自分で思っています。

そんな私が気付いたのが

ダイエットはどんな方法をとるかではなく、どんな思考で取り組むかが大事だ

というものです。

そして、失敗する人に共通している思考があります。

運動で痩せる

この思考が強い人は一時的に痩せても、リバウンドします。

○○を△△続けると□□カロリー消費される

□□カロリー消費したからこれは食べてもいい

といったように、運動で消費したカロリーはダイエットの一つ目安ではないでしょうか。

皆さんに絶望的な情報を提供します。

例えば70キロの体重の人が1㎞走って消費されるカロリーは約70㎉です。

かつ丼定食って700㎉オーバーのごはんですよね?たぶん。

それを消費するためには10㎞走らないといけない計算になります。

スタバで○○フラペチーノの類の飲み物を飲んだらおそらく500㎉は超えてくると思うので、7㎞くらい走らなければなりません。

これでも

食べた分を運動で燃やそう

○○キロ走ったからご褒美にケーキ食べよう

って思いますか。

思わないはずです。

テレビショッピングで

着るだけで○○%新陳代謝が上がる

座りながら腹筋できるマシーン

それを着ながら10㎞走ったらやせますね。

その腹筋マシーンで300回ぐらい腹筋したらウエスト締まるかもしれませんね。

運動はダイエットのあくまで補助だと思ってください。

運動はダイエットの補助的要素

毎日10㎞走るって、すこし考えにくくないですか?

私が痩せたときは朝食をとらずに、起きてすぐ10㎞走ることを習慣にしていました。あとは好きなものを食べていいと。

ある時期を過ぎると突然、体重が減らなくなりました。

私は走る距離をさらに増やしました。

体重が減り始めました。

この時点でも、まだ好きなものを食べています。

そしてまた体重が減らない時期がやってきました。

ここまでくるともう運動量を増やすのは現実的に無理だと分かったので、食習慣を見直しました。

パンを食べない

ジュースを飲まない

洋菓子より和菓子

量を増やさず、食事を何回かに分ける

等の取り組みの結果で、また順調に体重が落ちていきました。

そして今はたいして運動せずとも、食生活が習慣化していますのでリバウンドはありません。

繰り返しになりますが、運動は悪魔でもダイエットのメインではないです。

食習慣の改善が一番効果があります。

・ジムに入会

・ダイエット器具の購入

・無理な断食

等にチャレンジする前に、自分の食習慣等を書き出してください。

「食習慣の改善なくしてダイエットの成功なし」

と心得てください。

今日は特別

この思考が強い人は痩せません。

今日は特別だからプリン食べよ

今日は特別だからスタバ行こう

運動頑張った自分へのご褒美

これらの思考を持っている人は絶対痩せない。

断言する。

絶対に痩せない。

ダイエットとは、毎日の習慣だと思います。

特別な日は存在しない。毎日がダイエットです。

私自身6カ月で15キロほど体重を落としましたが、平均で一ヶ月2キロ落としたことになります。もちろん最初は勢いよく体重が落ちていったのですが、停滞期はもちろんやってきます。

ダイエットで一番重要なのが毎日コツコツ取り組むこと、そしてダイエットをスタートしたら特別な日は存在しないと心得てください。

ライザップに通った知り合いがいますが、期間中はもちろんのこと、いまだに間食はナッツ類で飲み物は水。これをずっと続けています。

彼から、ライザップの期間が終わったから間食にハンバーガーとシェイク食べようなんて聞いたことはありません。アルコールも摂取していません。

今日は特別だから・・・

は自分を甘やかしてる証拠です。

その「特別」は本当に特別ですか。

だいたいの人が、その「特別」が習慣化して、いつしか毎日が「特別」な日になっている人がほとんどです。

特別だと言って摂取したカロリーを消費するために、次の日はさらに過酷な毎日が待っています。

継続することでしかダイエットは成功しない

私もダイエット期間が終わったとはおもっていません。

未だに、飲みものは水かブラックコーヒー。

間食したくなったら、コンビニにいって焼き鳥をかじっています。

ご飯は「これじゃ足りないかも」っていう量を何回か小分けにして食べているのを継続しています。

おかげさまで20代の時よりも体がしまり、今だに当時の服を着ることが可能です。

むしろ当時のスーツは大きすぎて着ることができません。

私にとってもはや、ダイエットは「特別な取り組み」ではなく「生活の一部」になっています。

習慣化するのに必要な日数に関しては21日とか66日、半年必要とありますが、ダイエットにより自分の理想の体型になったら、その時の食生活・生活習慣を維持する必要があります。そのためには、ひたすら継続です。

特別な日を作ってはいけません。

特別な日が続けば、それが習慣化され体型に現れます。

食べて自分を責める

この思考の人が一番危ないですね。

過食症、または拒食症になります。

マズローの5段階欲求の一番根本にあるものが生理的欲求です。

つまり「食べたい」「飲みたい」等のものです。

この一番下が満たされないと、心身ともに不安定になります。

過酷なダイエットに取り組んでいるとカロリーがやたら気になるはずです。

これを食べたら太る

これを食べたら、運動しないといけない

それならいっそ事食べないといった選択肢を取る人がいます。

ただ結局我慢できずに食べてしまう。

そして自己嫌悪。

皆さんもあるのではないでしょうか。

私もあります。

とにかく運動しなければいけないと思っていたので、運動を休むことが恐怖で仕方がなかったです。

自己嫌悪に陥る気持ちも分かります。

食べてしまった・・・もうおしまい

僕・私はダメな人間だ・・・

って思ってしまいますよね。

この状態が一番良くないです。翌日からさらに過酷なダイエットを自分に課して、また失敗。そして後悔・自己嫌悪の無限ループになります。

そして不健康にまっしぐらです。

心が健康でなければダイエットはできない

心理的に安定していないとダイエットはうまくいかないと私は思っています。

私がダイエットをスタートしたきっかけは冒頭で説明した通り、ものすごくプライドが傷ついたところからスタートしました。

私もダイエット中に何度も挫けそうになりました。

夜中にパン食べたり、ドカ食いもしました。

その度に正直凹みましたが、自分を責めることをやめて、無理のない計画を立てて実行した結果、ダイエットを楽しむことができましたし、停滞期には筋肉量を計ったり、敢えて体重計に乗らないなどして工夫しながら挑みました。

辛いことは続きません。

自分なりの楽しみ方があるはずです。

心の健康を保ちながらダイエットしなければ、上手くいかないと思います。

一生ダイエットと心得よ

一時的なダイエットは必ずリバウンドします。

ダイエットしようと思ったときに考えて欲しいのは

これは一生続けられるのか

という事です。

一生炭水化物抜きで生きていけるのか

一生大好きだったショートケーキなしで生活できるのか

そして「NO」という答えが返ってきたら、そのダイエット計画は無謀で必ず失敗します。

ダイエットは継続した者勝ちです。

途中で投げ出せば当然太りますし、継続を一度絶ってしまったら再度エンジンをかけるのがしんどいと思います。

今の体型は、今までの自分の生活習慣・食習慣で成り立っています。

一度痩せた体型を保ちたいと思ったならばその習慣を一生続ける必要があります。

一生続けるつもりでダイエット計画を立ててください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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