
・・・教員からの転職ってメリットあるのかな?
と思って検索して、私の記事にたどり着いて頂きありがとうございます。
そんな悩みをもった読者には最高の記事です。
・今回の記事の対象者
〇教員からの転職を考えている方
〇転職はしたいけど具体的なメリットが分からない方
〇教員にも興味あるし、一般企業にも興味がある方
〇教員採用試験を受験しようか迷っている学生
上記のような方々はすべて対象です。
・記事をすべて読んだ後に理解できること
〇教員を辞めるて転職することのメリット(得られるもの・スキル)
・この記事の強み
実際に転職した「私」が書いていること。
大手のような「データ」や「憶測」をもとに書いた記事ではない。
Twitterを見ていると教職員の方の嘆きが半端ではない。
・専門でない部活動をやらされ、その上審判まで・・・
・夏休み中の連絡先に携帯と自宅の電話番号を載せてくれと言われた
・地域の行事ごとに参加必須
・今日は日曜日・・・明日から学校・・・鬱。
なぜこれほどにも教員・公務員の皆さんが疲弊しきっているのか。
それは法律で以下のように定められているからです。
すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。 全体の奉仕者であることは憲法にも定められている。
地方公務員法第30条 第三十条
すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。
第十五条2
「公務員・教員は社会に奉仕しなければならない」とあるが、これって捉え方によれば「あなた自身の人生は2の次だから、社会に奉仕してね」というように聞こえます。
私が教員を辞めてから、すでに4年が経ちました。
皆さんが気になるのは「実際に辞めてみてどうだったか」ではないでしょうか?
今回は敢えて「教員を辞めて学べたこと・身につくスキル=メリット」と書かせていただきました。

等の意見はあるかとは思いますが、私は自分の人生を生きると決めて、責任を持って選択しました。
教員・公務員をやめても人生が終わるわけではないです。
後ろ指を刺されるかもしれませんが、それもすぐに終わるでしょう。
目次
教員から転職したるメリット①:人付き合いの幅が広がる
学校はかなり特殊な環境です。
非常に閉ざされた世界であって、門をくぐると学校独特の暗黙のルールがあります。
学校内のルールも各々で違うという、非常にユニークな制度です。
独特の世界ですから、先生になるとあまり外部の人(教員以外)の人との付き合いはなくなります。
というか付き合う必要がない。
唯一、学校外の大人と顔を合わせるのは保護者か部活動の指導者との交流くらいです。
非常に交流の幅が狭い。
狭すぎる。
人付き合いの幅が狭いから、新鮮さもない。積極的に自分から会おうとしない限り新しい出会いはありません。
教員を辞めて民間に勤めた結果、私の人付き合いの幅が一気に広がりました、
仕事がら、いろいろな人に会うのが多いというのもあります。
・人付き合いの幅が広がると良いこと・メリット
〇教員時代では決して会えなかった経営者に会える
〇人と人のつながりから仕事や新たな転職先が見つかる
〇アンテナを張っていれば知識が増える
人付き合いの幅が広がるメリット1:経営者に会える可能性が上がる
人付き合いの幅が広がって一番良かったのはこれですね。
経営者の方に会える。
経営者の人いに会えてると何がメリットなの?
って思う方が多いと思います。以下に記しました。
・モチベーションが上がる
・新しい情報が入ってくる
・転職のチャンスが来る可能性が上がる(ヘッドハンティング)
人付き合いの幅が広がるメリット2:仕事や新たな転職先が見つかる
「新たな人との出会いの数が多い=仕事のチャンスや成長の機会が多い」という法則は成り立ちます。
面白い人と会うと「一緒に仕事がしたい」「何かを学びたい」という気持ちが高まるのは皆さんも同じはずです。
特に「違う分野で働いている人と会う」というのは非常に刺激になり、時に化学反応が起きます。
化学反応とは以下のようなことです。
・新しい仕事が見つかる
・新しい取引先が見つかる
・新しいビジネスモデルが構築される
・ヘッドハンティングにあう
教員同士で話し合って、何か有益なものや画期的なものが生まれたことってない気がします。
それは能力の問題でなく、人と会う機会がないので情報も集まらないため、「新しい何か」が生み出しにくい状況が学校にはあるのだと思います。
学校内で体育の先生と数学の先生が一緒になって、「何か面白いこと生み出そう!!」なんて見たこともないですからね。
人付き合いの幅が広がるメリット3:アンテナを張っていれば知識が増える
人に会えば会うほど、それぞれいろんな考え方をもって仕事をしているので、その違いを吸収出来れば自分の知識にもなり、スキルも上がります。
Googleでも調べられますが、「実際に何かの分野で最前線で実務をしている人の意見が最も有益」です。
たとえば、「ブログの運営について2番目に詳しい人に聞いてみよう」とはならないとはずです。
アンテナを貼り続けていれば、その業界や分野で1番の人に出会える可能性がかなり高いです。
教員から転職したるメリット②:ビジネススキル・知識が身に付く
非常に大きなメリットです。
転職して、ビジネスの世界で生きていくのであれば当然ですが。
教員の方々の能力は学校内で発揮できる非常に特殊なスキルなので、ビジネスと紐づけるのが非常に難しい。
よって私には、すべてのビジネス知識が新鮮でした。
教員からの転職の記事をたくさん書いていますが、教員から転職しようと思うと本当に「市場価値0」と判断されてしまうのです。これが現実です。
体育の先生は、おそらくライザップのトレーナーには知識量で負けます。
主要科目の先生は、塾の人気講師には勝てません。
芸術科目も同様です。
学校の中では絶対的な存在ではあるが、社会に出た途端、普通以下の存在になってしまいます。
私は教員から転職したばかりのころは以下の意味が全く分かりませんでした。
・粗利
・経常利益
・原価
・売上
固定費ってなに?
人件費って?
みたいな状態です。今でも曖昧な部分は多少はありますが、当初に比べれば成長したとは思っています。
税金関係の知識なんて空っぽでした。
ただ少しずつ勉強することで、知識も増えていきます。
会社は単純に売り上げを出して利益を残し、経費を削減することで繁栄していきます。ビジネス知識を経験を積むことで、会社の業務に貢献できるようになるのは間違いありません。
ビジネス経験があるから「進路指導」ができる
ビジネスの知識が身に着いてくると、当時の教え子たちに「本当の意味での進路指導」ができます。
教員の方で「ビジネスの世界」に興味がある方がどの程度いるかは分かりませんが、私は教員の時から気に入った本の著者の講演会に出たり、プレジデントを無駄に読んでいました。
教員の方からすれば、必要なのは教育における知識だけと主張する方もいるかもしれません。
しかし、そんな先生がなぜ「企業の面接のこと」や「民間の会社」のこと、「社会に出たら~」みたいな説明ができるのでしょうか。
社会人経験がないとは言いませんが、ビジネススキル・知識がない人が進路アドバイス、特に一般企業の働き方についてアドバイスできるのでしょうか。
この点において、私自身はビジネススキル・知識を身に着けることができて良かったと思っています。
有難いことに、今でも教え後から就職・転職相談を受けます。
本当の意味で彼らの人生相談にのれてる気がして、とても嬉しく思っています。
給料が上がる(個人の努力次第)
お金の話。
これって皆さんが一番興味があることではないでしょうか?
結論から言うと、一般企業に転職してからの私の1,2年目給料は教員の時と比較すると余裕で低かったです。
100万くらい減りました。
今の教員の給料がどうかは分かりませんが、26歳で教員を辞めた時の源泉徴収の額が414万だったことは今でも覚えています。
教員を辞めて、働きだして4年目ですが、余裕で当時の給料より高いですね。
これは前回私がつぶやいた、待遇面がどの程度変わったかを示したものです。
教員から転職して良かった事。
— はじ@元体育教師の挑戦!!ブログ書いてます。 (@niki_niki0004) October 5, 2019
✅給料23万👉35万
✅ボーナス👉3倍
✅スーツ👉私服
✅働き方👉フレックス
✅通勤👉徒歩で5分
✅飲み会👉自由
✅社内旅行👉めっちゃええホテル
✅副業👉⭕️
クニトミさんの言うとおり!!
仕事が成果型なのもありますし、仕事のプレッシャーが時々半端ないなと感じることもありますが、給料に関して言えば上がっています。
教員から転職したら、99%の確率で給与は下がると思います。
ほぼ、何も特殊なスキルがないのであれば、そうなるのは当然です。
新卒と一緒ですね。
最初に給料が下がるという現実が嫌なのであれば、教員から転職をするべきではないでしょう。後悔します。
私も1,2年目は相当しんどかったのを覚えています。
やる気があるのであれば成果報酬・歩合制の会社に行くべきです。
ここで少し深堀して、休みはどうなの?って思われた方いると思います。
お休みに関しては一概に増えたとは言えません。
とにかく早く仕事ができるようになりたかったので、ガンガン仕事して、ゴリゴリに勉強しました。
まとめ:自分が変われば必ず「転職して良かった」と思える
メリットをまとめます
〇出会いの機会が多い分、成長のチャンスがかなりある
〇ビジネス知識と経験を積むこによって、報酬アップの可能性がある
〇教え子たちに本当の意味で「進路指導」が可能
冒頭で述べた「今回の記事の対象」の方がこの記事を読んで、メリットに感じられなければ教員をやり切ったほうがいい。
中途半端な覚悟で教員からの転職は難しい。
仮にできたとしてもそこで活躍するのはもっと難しいし、相当な努力が必須だと思っておいてください。
転職後の「メリットを感じられるか」は自分次第なところが多いです。
以下の記事も参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。