
会社は売り上げを出して、利益を残し経費・固定費を減らしていく
これが確かに最大の目標であり、利益を最大限にあげ、会社を存続させるために必要なものだったかもしれない。
ただこれは、もしかしたら間違っているのかもしれない。
違った仕組み、働き方でチャレンジできるはずだと気付かせてくれたのが、以下の一冊の本でした。
売り上げを減らそう
【たどりついたのは業務至上主義からの解放】
・ワークライフバランス
・ワークアズライフ
・ワークインライフ
様々な表現で働き方改革を押し上げようとしているが、現場には全くその恩恵は届いていない。むしろ、ひどくなっていく一方ではないのか。
公務員・民間企業限らず、従業員は疲弊しきっている。
売り上げをあげろ
売り上げを上げるために働き続ける
売り上げが下がったらペナルティー
いつまで私たちは売り上げを上げ続けなければならないのでしょうか。
いつまで長時間働き、ノルマを達成しつつも、自分の時間を犠牲にし、家族を犠牲にし、お金を稼がないといけないのでしょうか。
私の業界は長時間労働は当たり前で、クレームも業界です。
この本と出会い、働くことへの価値観を見直すべきだと考えました。
目次
報酬はお金ではなく時間
売り上げをあげて、会社の数字がよくなったても、いつになったら私たちに還元されるかわからない
といった意見が正直なところではないでしょうか。
毎日毎日、来る日も来る日も必死に頑張って売り上げがあがったところで、今回は設備投資をとして2億円を先行投資します、となった時に、自分が必死に頑張った売り上げが何処に消えていったのか不思議ではないでしょうか。
営業店舗が増えたから
新たな設備を投資したから
今年はさらに売り上げを伸ばそう!!
伸ばした売り上げの利益はどこに最初に行くのか。経営者・株主ですよね。
私たちは売り上げ上げるために日々、時間をすり減らし、精神をすり減らしています。
この時間をすり減らしているというのがポイントですね。
学生の時って、時間はあるけどお金はないっていう状態でしたよね。
社会人になったら、お金はあるけど時間はない。
正確に言うと、会社のための時間を割いて報酬としてお金はもらったけど、それを使う時間も会社に奪われている、といった感じではないでしょうか。
自分のためだけに使う時間が欲しくないでしょうか。
「時間をインセンティブ」としたのが、冒頭で紹介した書籍の中で取り組んでいる仕組みです。
ホリエモンもYouTube内でいっていましたが、どんだけ働いて報酬があって貯金があっても働いた後にボケる人が多い。それはずっと前から減ってないと思う。だからお金ではこの問題は解決できない。
これは結構深刻な問題ですよね。
結局のところ働きまくって、お金があっても満足度は上がらないのかもしれません。
私たちに必要なのはやはり「時間」です。
家族と過ごす時間
趣味に費やす時間
あたらしいコミュニティを作る時間
誰が好きなことを仕事にしないといけないと決めたのでしょうか?
好きなことでなくても、割り切って「自分の人生を楽しめる時間を奪わない仕事」であれば、そんな選択肢もありかもしれませね。
「売り上げ」を上げる仕組みを作れない会社が悪い
仕事の効率が割るのは社員の責任
売り上げがたたないのは社員の責任
でも利益が出たときは会社のおかげ
こんな感じの会社って多いですよね。
成果が出ないときは個人の責任、能力に押し付けて、上手く波に乗った時は会社の努力によりみたいな感じでひとくくりにされてしまう。
非常に悔しいですね。
私も最近強く感じるのですが、
仕事が楽しくないのも
仕事の業績が悪いのも
会社の責任ではないでしょうか。
事業内容・経営理念・方針等を決めているのが会社であれば、それって上記に記載したことも会社の責任なのかもしれないと疑ってます(笑)
無理して頑張る必要はないです。
会社はいくらでもあります。
上手くいっている時は会社のおかげで、ダメなときは個人を叩く。
そんな会社さっさと辞めてしまいましょう。
自分がしたくないことを任せる会社
人はだれしも過酷な労働って嫌ですよね
無駄な付き合いもしたくない。
なぜか若いうちは頑張りなさい。若いうちは苦労しないといけない。
自分が辛かったはずなので、なぜ自分のしたくないことを上司、大袈裟に言えば会社は押し付けてくるのでしょうか。
それが個人の成長の手助けになるから?
辛いことを体験していれば一体感がでるから?
恐ろしい勘違いですね。
若いうちに仕事の楽しさに気づかなければ、働く意欲も薄れ辞めてしまいます。
「会社に魅力がない」に気づけない経営者
いい若手が入ってこない
最近の若者は根性がない
そんなわけないです。
いい若手が入ってこないのも、若い人がすぐに辞めてしまうのも会社のせいです。
会社が本気で仕組みを考えていないから、本気で若い人や従業員のことを考えていないからです。
調子が悪くなると会社は盲目になります。
会社に魅力がないから人が入らないし続かない。
この当たり前に事に何人の経営者や上司に当たる人が気づけているかが疑問です。
売上至上主義を貫いた結果、私たちの時間は奪われたのかもしれません。
売上を上げることこだわるほど、従業員は疲弊し、離れていき、結果として売上が経たなくなるのかもしれません。
売上を上げることが正義ではなく、常に目的に見合った数字、経営理念に沿った数字を目指しているのかを考えさせてくれる一冊でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
売り上げを減らそう
【たどりついたのは業務至上主義からの解放】