
私も30代に突入し、自社には20代の新入社員らが奮闘しています。
短大卒業の子も含めると、最年少は20歳で私と10歳も離れていることになります。
20代はまだまだ社会人として未熟
というような考え方もあるかもしれませんが、世間をにぎわせているGAFA創設者たちの会社設立の年齢は以下の通り。
Facebook 19歳
Google 25歳
Amazon 31歳
Apple 21歳
これを見ると世界的な企業になっている創業者の年連はほとんど20代~30代前半。
日本でも徐々にベンチャー企業が増えているように思えますが、彼らの年齢も20代~30代前半ではないでしょうか。
正直自分の中で、キャリアを形成する上で30代は非常に重要な時期だと思っています。
この30代で何をすべきなのかをまとめてみました。
- 若い芽をつぶさない
- 一歩踏み出す
- プロフェッショナルになる
目次
若い芽をつぶさない
まずはここかと思います。
会社の最も重要な資源は社員すなわち「人」です。
特に若い人たちは、今後の会社を担っていくことになるので正直40代・50代をよりも20代のほうが大事なのではないかと自分で思っています。
ただ多くの20代が会社で潰されているのではないでしょうか。
「今時の若い者は」
このセリフはいつの時代も言われていると思います。
今、30代の人が20代の時も言われていたし、当然今の40代・50代の人が20代の時も言われてきた。
つまりいつの時代も
「今時の若い者は」
ってセリフはどの会社にも蔓延しているってことです。
ここで大事なのが、その考え方によって貴重な20代を潰してはいけません。
自分が20代の時を思い出してください。
右も左も分からず、右往左往していたと思います。
自分が20代の時全くできてなかったことを考えれば、彼らに強く当たってはいけません。
昔よりは体育会系ではなくなってきたので、多少相手のストレス耐性は昔よりは気にしなくてはいけないかもしれませんが・・・(笑)
20代の若い芽をしっかりと育てることができる、マネジメントすることができれば将来彼らが自分の部下になります。
自分が上司になった時に彼らが助けてくれます。
ここで彼らをしっかり育てることが、自分のキャリアにも重要な影響を及ぼすことが分かるでしょう。
そのために、まずは信頼を形成することが大事です。
信頼の貯金をお互いにする
今の20代は飲み会などは好みません。
事実私の会社でも新卒の子たちはそんなにお酒も好きそうではないし、大学の時も飲みなれていなかったのでしょうか、少しの量で顔が真っ赤になります。
彼らにとって飲みにケーションとはすでに「死後」であると思います。
また、残業も極力したくないといった思考もあります。
よって、夜遅くまで仕事をして、そのあと一杯飲みに行ってお互いを知る、なんてコミュニケーションはまずいですね。
ここで大事なのは信頼の貯金をためるといった事かと思います。
承認欲求には飢えていますでの、結局OJTで指導しつつ
「ありがとう」
「助かった」
の言葉をかけてあげて、君がいないと今の仕事は成り立たないといった事を伝えてあげることが大事だと思います。
この役目を30代のうちに意識して、全うすることが大事だと思っています。
一歩踏み出す
個人的には大きく一歩を踏み出すなら、最後のチャンスが30代だと思っています。
特に男性であればまだ家族はいないであろう人も多いし、独身の方も多いかと思っています。
すなわち、何も失うものがないので、大きくリスクを取れる最後の年代です。
ここで踏み出さなければ、40代でリスクを取るには気力・体力共に中々難しいのではないでしょうか。
「25歳の1年は30歳の5年に相当する」といった言葉もあるように、30代で「もっと頑頑張ります」と言っている人は、確かにその心意気は大事ではあるが、すでに「頑張る」時は終わったのかもしれません。
30代前半で出世するような優秀な人は、20代でものすごく努力してきた人だと思います。
伸び切れない人は、社会人になるまでは努力をしてきたが、その後に努力することを忘れてしまった人。30代に彼らとの差を埋めないと、40代から取り返すのは相当難しいと思っています。
30代はステップアップする最後のチャンスだと思いますので、20代とは違った形で、必死で努力することをおすすめします。
この「違った形で努力」というのが私の言う一歩踏み出すことです。
20代と同じ方法では、30代はうまくいきません。
30代で上手くいかなかったのは、20代の努力の方法が間違っていたからです。
ここで方向転換できなければ、ステップアップは難しいですね。
今までも自分を否定するのはしんどいですが、ここはリスト化して今までの自分を否定しつつも新たな方法を模索し、努力すべきです。
独立を目指す人にとっても、一つのターニングポイントですね。
この30代で踏み出すことが出来なければ、泥沼に足がハマったまま、人生を終えていくかも・・・
プロフェッショナルになる
何でも頑張ります
は20代で卒業ですね。
何でもできる万能タイプの30代は、ただの凡庸な人になってしまいます。
20代で培った経験や能力を糧に、自分の武器は何なのかを見つめなおして、そこを鍛えるべきだと私は思っています。
30代の人が
何でも頑張ります
どんなことでも任せてください
という姿勢も重要ではありますが、正直そこばかりでは、かなり痛いキャラになってしまいますね。
プロフェッショナルになるためにも、一通り自分の弱みと強みを「見える化」することが大事だと思っています。
そこから自分がどんなプロフェッショナルになれるのか。
社内にも20代を全力で駆け抜けてきて、営業をバンバンしてきた人が30代になっていき場がなくなっている現象が見られます。
第一線を本来なら退いて、マネジメントに回るべきタイミングを見逃してしまったのか、はたまた自分は営業のプロフェッショナルとしてさらに突き抜けることを選択したのかは分かりませんが、これも「どんな立ち位置で、何のプロフェッショナルとしてキャリアを形式していくのか」の選択ミスかもしれませんね。
自分がどこの土俵で戦うのかを真剣に考え、実行に移すのが30代です。
とにかく万能タイプから、プロフェッショナルに切り替えていく必要があります。
30代は大きな転機
世の中の30代の皆さん、私も含めて人生のターニングポイントポイントが来ています。
私なりの考えをつらつらと書かせていただきましたが、とにかく重要なのは勢いだけの20代から脱皮することです。
まずは、私もどんなキャリアを歩みたいのか深堀します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。