
仕事場で「NO」と言えない日本人が多いと聞くが、それは本当だろうか。
私自身は比較的嫌なこと、やりたくない事に関しては「NO」と言っていた方だと思っています。
なぜ頼まれると、「NO」と明確に断れない人が多いと言われるのであろうか。
「NO」と言えないことで人生損していることはたくさんあると思う。
「NO」と言えないのではなくて、もしかしたら「はっきりと意見が言えない」とも捉えることができます。
仕事で「NO」と言える人になるためには、自分に「できること」と「できないこと」を区別する、そして敢えて「しない」という選択肢を取ることが重要ではないかと思っています。
そして断る際には必ず「理由を添える」という事を忘れずに行おうといいと思っています。
目次
「できない」のか「しない」のかの区別
これ明日までにお願い
これもやっておいて
君に頼みたい
等々の言われ方でたくさんの仕事を任されて、容量オーバーでパンクする、または
なんで俺ばかりに頼むんだよ
と言った愚痴が出てしまうのではないでしょうか?
ただし、冷静に考えてみれば断るチャンスがあったのに、断れなかったのは自分であるのは事実です。
断ることができない理由の中にも様々なものがあります。
断ったら嫌われるのではないか
断ったら二度と仕事をお願いされないのではないか
自分は期待されているからやるしかない
といった理由があるかもしれません。
確かに一理あるかもしれませんが、今回はそのメンタル的な不安要素は一旦置いておいて、冷静に考えて見ましょう。
まずは自分の仕事の容量はどれぐらいなのか、つまりどの程度の仕事ならばパフォーマンスを発揮して消化できるのか分かっていますか?
これが「できること」に当たる部分です。
逆に、自分にはできないこと・苦手なことも分かっていますか。
ここを深堀しない限り敢えて「しない」といった選択肢を取るための、明確な「NO」の理由が言えないと思います
明確な一線をひくこと
「できること」、すなわち「CAN」と「できないこと」「CAN NOT」が分かると、自分の仕事において明確な一線が引けると思います。
ここまでは仕事を請け負うことができるな
自分の手が余っているから手伝うことができる
もうすぐ限界値かな
といった感じですね。
仕事でも自分が「できること」「できないこと」をすぐに言える人って少ないと思っています。
断らないとパフォーマンス・生産性の低下を招く
明確な一線が引けるようになったうえで、断ることができないとパフォーマンス・生産性が低下します。
頑張ることと、無謀なチャレンジは違います。
仕事でも自分のキャパを超えて頑張らないといけないときは出てきます。
頑張ることによって自分の限界値を高める、ビジネススキルを磨くことはできますが、無理はいけません。
無理をすると生産性は下がりますし、何よりも仕事が楽しくなくなります。
まして鬱っぽくなってしまっては最悪です。
私の経験ですが、4年間ほどありがたいことにめちゃくちゃ仕事させてもらってます。
特に3年目が今のところのピークだったかなと思っています。
この時は何でもかんでも、依頼されたものは仕事を受けて、自分からもタスクを増やしてゴリゴリに仕事をしていました。
結果として、気持ちのコントロールができず、食欲はなくなり、かなり痩せましたね。
仕事のパフォーマンス・生産性も高かったとは言えませんし、何よりも仕事を楽しむことができてなかった。
限界を超えて仕事を受けてはいけません。
無謀なチャレンジは一番大事な体が壊れてしまいます。
明確な理由を添える
「NO」を伝える際にはここが一番大事です。
自分の「できること」「できないこと」が理解でき、どの程度までいったらパフォーマンス・生産性が低下するのかも分かったら、無理してまで「YES」を言う気にはならなくなるはずです。
ただし断る際に重要なのが、断られた人がどのように捉えるかにすべてがかかっています。
あいつは仕事をさぼりたいから断っている
仕事ができないやつ
好きなことしかやらない
といったようにネガティブに捉えられたら、最悪ですね。
相手に伝えるポイントは
自分が「今」出来る事・出来ない事を伝える
自分の仕事量が現状どの程度で、締め切りがいつなのかを明確に伝える
その上で、無理に依頼を受けても期待する結果が出ない恐れがあることを伝える
ここで大事なのは、無理です。それは引き受けれません。というのではなくて
なぜ引き受けられないのか
なぜ断るのかを
明確に伝えることが大事だと思っています。
そうは言っても、一定の仕事量と負荷は必要ですよね・・・
ストレスもあり過ぎたら体に良くないですが、なさすぎても油断しすぎてパフォーマンス・生産性が低下します。
程よいストレスがかかったほうが、私たちのパフォーマンスレベルは上がります。
どこまで明確に断って、どこまで受け入れるのかは人によって違うからこそ、明確な一線を自分の中にひいて、どの程度の仕事をこなすのかを考えることは重要かもしれません。
何でもかんでも「NO」は逆に自分の首を絞めるので要注意です。
最後まで読んでいただきありがとうございました