
安倍総理の政策の一つでもある働き方改革。
これによって私たちの働き方は大きく変わろうとしている・・・のでしょうか?(笑)
実際に私はまったく実感しておりません。
ただ、テレビのニュースだけ見ていると
早く帰らされる
残業の禁止
残業禁止によって収入が減った
などの、マイナス(?)意見が良く目につきました。
働き方改革によって、私たちの生活・働き方が変わる予感は確かにしています。
ただ良い方にはいかないのではないか、というのが様々なビジネス書やネットニュースを見ている私の感想です。
働き方改革によって何が私たちに求められるのかをまとめました。
- 価値を売ることが求められる
- 大人になってからの学び直し
価値を売ることが求められる
大量に生産して、それをどんどん売りさばくことによって売り上げが出て利益が出る。
だからどんどん人を採用しようといった時代は高度経済成長期の日本型の働き方の考え方だと思います。
すなわち作った「モノ」をどんどん売る。
売れる分、どんどん「モノ」そ生産する。
上記のような形で経済は回っていたと思います。
しかしながら今はその必要はなくなりました。
それは、サブスクリプションサービス・シェアリングサービスが生まれたことが大きな原因だと思っています。
・サブスクリプションサービス
サブスクリプションとは簡単に説明すると「料金を支払うことで一定期間サービスを受けられる方式」を指します。
もともとサブスクリプションとは雑誌の「予約購読」「年間購読」の意味で、それに一番近しく馴染みのあるサービスは「新聞購読」です。新聞は1ヶ月や半年、1年と言った単位で料金を支払い、毎日最新の記事を読めますが、まさに料金を支払い一定期間サービスを受けるものになります。
最近ではAmazonプライムやNetflixと言った定額課金型のサービスも多く出ていますが、これらもサブスクリプションに含まれます。
・シェアリングサービス
空き部屋や空き家など、目に見えるものから料理やDIYの代行など目に見えないものまで、「個人が保有している遊休資産の貸出を仲介するサービス」を指します。
Airbnbがそのサービスの代表です。
これによって私たちはモノを必要以上に作る必要がなくなりました。
定額払えば使いたい放題
料金を払えば既存のものを使い、それを皆でシェアする
今まではとは全く違う文化が生まれてきたと思っています。
そしてサロンも出てきました。
ホリエモンや、キングコングの西野といった有名人が開設したもので、その月額利用料も消して安価ではありません。
このサロンでは、モノを売っているわけではなく、人との出会いやアイディアの共有、個人では気付かなかった「気付きの部分」を価値としていると思っています。
すなわち価値を売っているのです。
Airbnbにしても、本来は旅行に行ったらホテルに泊まらないといけなかったものが、民泊することにより費用を抑えられますし、オーナーも既存の不動産・空き部屋を使う事によって、利益を生むことができる。
新しいものを製造する必要がない。
以上のように、私たちがものを売る時代は終わりました。
今後は目には見えない「価値」を売ってく必要があります。
働き方改革で今後は
善業時間を減らすために単純作業はロボットに
モノを売るのはネットで、店頭販売はしない
といったように、単純作業とモノの販売は人間のやる仕事ではなくなってきます。
私たちが必要なのは「価値」を売ることです。
「価値」はロボットには作れませんし、売ることはできません。
これが今後、私たちが働く上で重要なスキルになってくると思います。
大人になってからの学び直し
「価値」を売ろうと思ったら、大人の学び直しが重要になってきます。
今までは会社のマニュアルに沿って、既存の「モノ」を売り続ければ良かったと思います。
しかしながら、今後会社の実務に価値はなくなってきます。
実務は人間がやる仕事ではなくなり、ロボット・コンピューターがその作業をします。
会社を冷静に見渡してみればわかると思いますが、ほとんどの人は雑務処理に追われていますよね。
2・8の法則にもあるように、会社の8割の利益は、上位2割の人間の作業によって生み出されています。
後の人は基本的に単純作業をしているだけと言っても過言ではありません。
しかし残された8割の人の「仕事」は奪われます。
よって、自分達が価値を売るために学び直しが必要です。
何が価値があるのかを探すための勉強って感じですね。
最近、ホリエモンの遊ぶしかないって言葉の意味がようやく分かってきました。
既存のものにほとんど価値がないのだから、遊びと言われていた今まで価値がなかったとされたものをとことん突き詰めて、価値あるものに変えていく。
それはその「遊び」を突き詰めた人しかできない。
よって「遊ぶしかない」という理解に行き着きました。
大人になっても学び続ける人
積極的に遊ぼうとする人
上記のような人たちは非常に少ないと思います。
しかしながら、今後はそこを突き詰めていける人が、この働き方改革が導入される時代で生き残っていくのではないでしょうか。
私もこの記事を書いていて、自分の会社のタスクばかりをやっていては、今後は生きていけない・生き残れないと痛感しております。
いままでは、仕事一筋で走ってきました。
今後は大人の学び直し・遊びにフォーカスして自分の人生を楽しんで新しい「価値」を生み出したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。