
私の経歴としては
教員➡東南アジア留学➡民間企業➡企業立ち上げ
といった流れです。
私の一社目の会社は中小企業と呼ばれる部類にはなるが、非常に勢いもあり様々な経験を積むことができました。非常に経験としては良かったし、全く後悔はしていません。
しかしながら、大企業への嫉妬心も当時はあったのが事実です。
勤めてから今まで、ほとんど休みはなく、福利厚生ももちろん大企業歩と比べたら劣る。
何よりも退職金がないといったのが衝撃的ではあります(笑)
やはり、皆さん大企業への憧れはあるのではないでしょうか。
大企業でも終身雇用は保証されないと言われても、皆さんのなかで大企業神話はあるのではないかと私は思っています。
私の周りにも何人も大企業に勤めている同級生がいますし、教員の時の教え子が大企業に就職したりしています。
働いている彼らから意見を聞く限り、必ずしも「大企業が良い」というわけではないというのを痛感しました。
というか、今からの時代は成長できる企業を選択することが非常に重要だと思いました。
今回は以下の項目を詳しく、私の意見を述べたいと思います。
- 給料は能力より学歴
- 若い優秀なスタッフが会社を辞めてしまう
- ブランドにぶら下がり、成長しなくなる
目次
給料は能力より学歴
驚いたのは、この時代においても未だに学力重視の傾向があり、それによって給料が確定していくことです。
これは非常に驚きでした。
特に顕著なのが車のディーラーなのかも知れません。
歩合も割合的に少ないし、たくさん売った人の給料やボーナスが増えると思いきや、四大卒のこの方がなぜか基本給も高く、ボーナスも高い。
加えて、役職に昇格するのも早い。たとえ販売台数が少なかったとしても。
これは、私の現在の会社ではありえない事です。
営業はとにかく、契約数と利益率で評価されます。
そこに学齢や、年齢は加味されません。
これが本来の平等な評価なのではないでしょうか。
若い優秀なスタッフが会社を辞めてしまう
いくら大企業であっても、正当に評価されない企業にいる必要はないことに誰でも気付くと思います。
そうなると、優秀な若い人がたちはモチベーションが低下し、会社を辞めてしまう可能性が大きく上がってくると思います。
これは私が教員をやめた理由に少し似ているかもしれませんね。
どれだけ教材研究をしたところで、どれだけ部活動を必死に見たところで、評価は全くされません。
それどころか、隣で定時帰宅する年配の人が評価されます。
その時に思いました。
「なんで、こんなに必死になってるんだろう」
といった感じですね。
大企業の組織構造はピラミッド組織ですので、「年齢」と「学齢」が非常に重要視されるのかもしれません。
二つの要素によってピラミッド階層のどこに分類されるか判断される。
すなわち一番下の階層に分類されたら非常に、登り詰めるのが困難になるかもしれません。
ブランドにぶら下がり、成長しなくなる
今の仕事に就いた時に、面白いことを言う方がいらっしゃいました。
「大企業にも優秀な人たちは確かにいます。しかしながら、ほとんどの人は大企業のブランドで営業している人がほとんどです。個人の価値を売って勝負している人が減ってきているように思います。」
これは一理あるかもしれません。
車を売る時
家を売る時
多くの人がブランドにひかれて、購入する傾向にあるのではないでしょうか?
某大手自動車メーカーは故障しにくいから
某大手ハウスメーカーは地震に強いから
といった感じですでに大企業にはブランド価値があるので、個人がそこまで頑張る必要はないのかもしれませんね。
個人の営業力よりの、会社のブランド価値が輝きを放っているのかもしれません。
このような状況になると、ほとんどの人が努力しようとする意欲がなくなるのではないでしょうか?
営業もある程度は確立の問題の一面もあります。
絶え間なくお客さんが来るような大企業であれば、そんなに能力が高い人でなくでも契約にいたる可能性があります。
しかし、私の実体験として立ちあげたばかりの会社では、まずお客さんが来てくれない。
そして来て下さったお客様に対しては全力で価値を説明します。
1人のお客様にかける思いが全く違うのではないかなと思います。
したがって結果として、向上心を失って、努力を怠る傾向にあると思います。
私の友人が、出世街道から外れた中年の人たちはマジで努力しないと言っていたように、会社ブランドにぶら下がっていれば、そこそこの給料がもらえるため、向上心はなくなっていきますね。
イノベーションが起きない
いつの時代も若い人たちからイノベーションが生まれることが多いと思っています。
日本の大企業でイノベーションが起きないことが、本でも取り上げられてように最大の悩みだと思う。
これはやはり、優秀な若者が会社を辞めてしまうことが多いからだと感じている。
・学歴重視
・年功序列型による賃金と役職
・絶望的なピラミッド構造
これらがなくならない限りは優秀な若手は常に、大企業からいなくなっていくと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。