
皆さん、おはこんばんにちは。
今回のテーマは
「相手に伝わるプレゼンのポイント」
ではなく
「相手に行動を起こさせるプレゼン・トークのポイント」
です。
今回の記事を読む前に皆さんに知っていただきたいことは以下の通りです。
- 長い話は相手には届いていないことを理解する
- 端的にかつ簡単なことばを使って話すことの重要性を理解する
- 誰でも論理的に話すことはできる
以上の3つです。
皆さん自分の話を相手がどの程度聞いてくれていると思いますか。
ほぼ100%聞いてくれてると思っていますか?
半分くらいは聞いてくれていると思っていますか?
衝撃的な事実ですが、あなたの話の80%は相手に届いていません。
私たちは日々相手に自分の言葉が伝わっていると思い、プレゼンや話(営業)をしています。
その話の内容は自己満であり、話をして気持ちよくなって終わっています。
聞き手のほとんどが
結果として何が言いたかったのか?
といったかたちで、相手は受け取っています。
皆さんの話を相手に、確実に届けるためのポイントは以下の通りです。
- ゴールは伝えることではなく行動を起こさせること
- 最初に結論を述べる
- 中学生でもわかる言葉のみを使う
- 余分な単語は削除
- できれば事前に根回し(ヒアリング)
この5つのポイントを押さえておけば確実に、相手に行動を起こさせるようなプレゼンやトーク・営業ができると思います。
目次
ゴールは伝えることではなく行動を起こさせること
そもそも私たちが勘違いしていることがあります。
プレゼンや営業の後に


と言われたとしましょう。
この反応が返ってきた時に皆さんどう思いますか?
プレゼンは大成功したと思いますか?
多くの方がそう思うでしょう。
プレゼンのゴール・目標は何でしょうか。
相手にいい話だったと思ってもらうことで しょうか 。
営業であれば分かりやすい商品の説明をすることでしょうか。
二つとも違いますね。
プレゼンの目的は「相手に話を聞いて行動を起こしてもらう事」
営業の目的は「相手に商品を購入してもうこと」
これらのはずです。
皆さんはまずこのマインドセットから始めなければいけません。
「分かりやすい説明でした」の言葉に満足してはいけません。
自分のプレゼンのゴールを必ず確認するようにしてください。
最初に結論を述べる
プレゼンにおいて非常に重要なことはこれです。
そんなの当たり前。
ほとんどの本に書いてある。
上記のような反応が皆さんから帰ってくるかと思います。
ただし皆さんの説明は以下のような形です。
例1

例2

どちらが端的で分かりやすいかは、見ればわかると思います。
このように最初に結論を言っているつもりであっても、自分が頑張って調べましたのような頑張ってるアピールや、無駄に長い文章を作ってしまいがちです。
とにかくシンプルに最初に結論を述べましょう。
中学生でもわかる言葉のみを使う
やたら難しい言葉を並べてプレゼンを作ってくる人もいます。
私自身、会社ではとにかく簡単な言葉を従業員間で意識するようにさせています。
例えば「昨対」という言葉。
これは「昨年と対比して」とか「昨年と対比した数値」といった形で用いられると思います。
私も今でこそ「昨対」という言葉になれていますが、最初に聞いた時は「???」とはてなマークが頭に浮かびました。
プレゼンの最中に、相手の頭に「?」が浮かぶという事は、その間私たちのプレゼンは相手に届いていないという事になります。
専門的な言葉や、社内用語を連発して「何となくかっこいいプレゼン」を作るのは自由ですが、結局相手に行動を起こさせるためのプレゼンではなくなってしまいます。
ポイントは「中学生でもわかる単語を使う」といった事です。
カタカナ言葉や英語(KPI等の簡略された言葉)は避けることをお勧めします。
余分な単語は削除
以下の文章を見てください。

次のパターンはこちら。

かなり文章がすっきりしましたね。
「基本的」や「さらに継続」「引き続き」などの、単語を省くことによってすっきりしたと思います。
皆さんも、「基本的には・・・」という言葉を頻繁に使っているのではないでしょうか。
「継続」「引き続き」のような似た言葉を連続して使っていることあるのではないでしょうか。
上記のように、文章をダイエットさせることは書き出してみると簡単にできますね。
余分な言葉はどんどん削除していきましょう。
できれば事前に根回し(ヒアリング)
これは事前準備で重要なことです。
プレゼンの目的をもう一度思い出してください。
相手に行動を起こさせることでしたね。
根回しという表現にしましたが、プレゼンの準備の段階で実勢にプレゼンする相手に話を聞いておくという事です。
どんな問題を抱えているのか
どんな考えを持っているのか
以上のような話を事前に聞けていたら、内容の構成も少し変わってくると思います。
1人でプレゼンを作っていると
ここで笑いを取って
ここでは少し脱線して世間話を入れて
など、本題からズレていってしまっているときないでしょうか。
これは聞き手の状態が頭に入っていない場合が多いため、妄想から構成していることが多いからです。
きっと相手はこんな問題を抱えているに違いない、という想像から組んでしまう場合があるため「相手に行動を起こさせることができないプレゼン」になってしまいます。
積極的に、プレゼン対象者にヒアリングを行いましょう。
これをすることによって、相手の状態がわかり内容がズレることを防ぐことができるはずです。
最後は鬼のロープレ
最後に大事なのはロープレです。
出来上がったもので何十回とロープレしてください。
実際に声に出すことによって、言い回しの違和感に気づいたり、録音して聞くことによって訂正箇所が見つかったりします。
今回の記事作成のための参考にした書籍はこちらです。
是非手に取って読んでみてください。
そして私の文章が、皆さんの行動を変えることができたら幸いです!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。