【教員からの転職】教員のメリットに関して主張したいこと

先日

「教員から転職」

で検索して、自分のサイトがどのくらいで掲載されているかの確認と、他の上位サイトの記事を参考にしたくて、ネットサーフィンしていました。

その中のある記事に、教員であることのメリットが書かれていたのですが

この人は本当に教員をした経験があって、メリットを書いているのだろうか?

と思ったので、皆さんも同様のことを思っているのであれば、それは私の方から少し訂正(?)方向修正(?)したいなと思って、今日の記事を書きます。

教員であることのメリットは以下のように書いてありました。

  • 福利厚生が手厚い
  • 公務員としての信頼を得られる
  • 給料、ボーナスが安定している

の3つです。

1つ1つの項目にコメントしながら進めていきたいと思います。

福利厚生が手厚い

これを聞いて皆さんが想像するのが

退職金がかなりの金額出る

育休中・産休中も手当てがしっかりしていて、休暇を取りやすい

の2点が多いのかなと思います。

まず退職金についていえば、私自身も教員になった時

最後まで勤めたら、かなりいい退職金を受け取ることができて老後は安泰かな

と思っていました。

結果として最後まで勤めあげることなく、私は転職したのですが。

退職金に関して、付け加えさせていただくと年々減少傾向にあります。

私が教員の時も、ある時期を堺に退職金が下がるため、定年の教員の方に早期退職した場合には満額支給されますとアナウンスが出た時は、ほとんどの定年間際の教員が自主退職していきました。

この時でも結構な金額が減額されたと思っています。

つまり皆さんが期待している

退職金が良い!!

というのは過去の話で、時が経つごとに減少傾向にあるという事です。

次は育休・産休に関してですね。

これも制度が整っているのにも関わらず、実は非常に取り辛い。

「浦島太郎現象」というのをご存知でしょうか?

もしかしたら、そこまでメジャーではないかも(笑)

これは育休・産休明けの教員がいざ現場に戻ってきたときに

・指導方法がガラッと変わっていた

・仲の良かった教員が転勤してる

・業務のスピードに体が慣れない

等の状態に陥り、全く別のところに来てしまったかのような錯覚になる現象です。

私は高校教員でしたが、浦島太郎現象にならないように、育休・産休を取った先生方は休み中ではありましたが時折学校に顔を出して、自分の学年の様子や教員の異動等の情報を集めいていました。

せっかく育休・産休を取ったにも関わらず、しっかり休みきることができない辛さ・・・

まとめると

教員の福利厚生が手厚かったのは過去の話

福利厚生を十分使いきれるほど暇ではない

と言ったのが答えかと思っています。

公務員としての信頼を得られる

これもメリットとは思った事はありません。

なぜか分かりますか?

教員への信頼は一昔前とは違うからです。

昔は学校で何か問題が起きて、教員にひどく怒られたのであれば

「あなたが学校で何か悪い事をしたのでしょう?先生が正しい」

といった判断をする、両親や近所の方が多かったと思います。

しかい今は

「なぜ、うちの子にそんな指導をしたのですか?」

「先生の判断がおかしいのではないですか?」

と言ったような批判を受けます。

今の時代は公務員としての周囲からの信頼はないのかもしれません・・・

かなり厳しい意見かもしれませんが。

公務員の

  • 汚職事件
  • 経費の私的利用
  • 未成年への強制わいせつ
  • 盗撮

等々を行う一部のクソみたいな公務員・教員のせいで信頼度はかなり落ちてしまっています。

「公務員としての信頼」というのであれば、お金を借りるとき・ローンを組む時にその言葉が正しいと思います。

なんだかんだ、公務員・教員であれば自ら望まない限りクビになることはほとんどないので、ローンを返済しきってくれるだろうという信頼は厚いですね。

まとめると

公務員としての信頼が活躍するのはローンを組む時だけ

といったことになります。

給料・ボーナスが安定している

これは確かにメリットです。

特に教員になってから3~5年間はそこそこの優良企業の基本給と変わらなかったりします。(ボーナスで圧倒的な差を付けられますが・・・w)

そして一年目からほぼ満額ボーナスが受けられるのも魅力的ですね。(最初の夏のボーナスがは寸志だったかと思います。)

ただし、安定していると言ってもほぼ低水準で安定している・昔に比べると給料は下がりつつあると言った事実だけは伝えておきたいと思います。

こちらのデータをご覧ください。

参照元:総務省データ

http://www.soumu.go.jp/main_content/000608478.pdf

このように、

業務量は増えているのに、給料は減り続けてる。

まとめると

給料、ボーナスが安定して支給されるが金額は年々減少傾向にある。

業務量は年々増加傾向にある

まとめ

今回の

教員であるメリットに付け加えると

福利厚生が手厚い

「過去」の福利厚生は良かった。

しかし、現在の教員の福利厚生は手厚くなくなりつつある。

そして、福利厚生を十分使いきれるほど暇ではない。

公務員としての信頼を得られる

公務員・教員としての信頼が活躍するのは「ローン時」

給料・ボーナスが安定している

給料・ボーナスが安定して支給されるが、金額は年々減少傾向・業務は年々増加傾向。

良く分からないブログに騙されないでください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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