【教員のスキルって何?】実は企業の面接官も分からない!?|役割を明らかにすればその理由が見えてくる

今回のテーマは

そもそも転職活動時に面接してくれる人って「教員の能力」が何か分かってないのでは?

分からないから「教員は能力がない」という判断なのでは?

というテーマです。

この記事を読むと、教員からの転職が難しい要因が見えてきます。

同時に打開策も見えてきます

・教員は世間知らず

・教員のスキルは特殊すぎて他で応用がきかない

・転職には圧倒的に不利

・職務履歴書に書けるものがない

このフレーズはよく言われます。

今回のテーマの結論を先に伝えると

「教員と一般企業の役割は全く違う」

「一般企業の方に教員の能力が優れているか判断するのは無理」

「判断できない人が面接官だから、教員からの転職ハードルは高い」

の3つです。

過去にたまたまTwitterに投稿した内容で、返信いただきましたので、お答えさせていただきます。

教員の役割

教員はあくまでも公務員です。

利益の追求を差し置いて、社会に貢献・奉仕するということが目的です。

よって、どれだけ働いても成果で評価されることもなければ、何か厳しいノルマが存在するわけではありません。(私立等は変わってくるかも)

厳しいノルマがあるので転職したいというな文章が、どこかの転職サイトに書いてありますが、あれは嘘です。ノルマは存在しません。

ノルマは存在しませんが、その役割は非常に多く多忙な毎日を送っているのが教員の方達です。

この多忙さが「ノルマ」と判断されているのかもしれません。

内閣府参考資料↓

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg2/271002/shiryou1-3.pdf

文部科学省参考資料↓

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/miryoku/__icsFiles/afieldfile/2009/09/03/1283833.pdf

上記の資料を参考にして頂ければ、教員の方が非常に多忙なのは理解できると思います。

これだけ役割がたくさんありますが、文部科学省の資料にも書いてある通り教員の方々のメインの仕事は「教科指導」です。

そして、この能力が高い人、子供たちの学力を向上させられる人が優秀と評価されるはずです。

しかしながら、業務量が非常に増えてきたがために「部活動指導で優秀な先生」「生徒指導で優秀な先生」「保護や外部への対応をこなす先生」と様々なところに特化した教員が必要になってきました。

しかしながらメインの仕事は「教科指導」です。

一般企業の役割

一般企業の役割・目的は、利益の追求ですね。

会社に少しでもお金を多く残す。

そうでないと給料が払われません。極端な話、利益がなければ給料はもらえません。

よって綺麗ごと抜きに、利益の追求が目的です。

この利益を追求するために必要な能力はたくさんあると思います。

営業力・商品開発力・集客力・・・

部署もたくさんあって、組織の中で仕事も細分化されています。

営業部・企画開発部・人事部・・・

そして各部署には、その能力に特化した人がいて成績・能力によって役職が付いたり、上司部下とう関係が生まれます。

教員と一般企業の比較は不可能

教員と一般企業の役割を明らかにしたところで比較してみましょう!!

と言いたいとこですが

教員

  • 全体的な業務を網羅する必要がある
  • 総合的な能力が求められる(教科指導・保護者対応・部活動指導等)
  • ノルマなし・成果で評価されない

一般企業

  • 配属された部署の業務の専門的知識を身に着ける必要がある
  • 配属された部署の能力に特化する必要あり
  • ノルマあり・成果主義

以上の項目が比較不可能であることは、分かるかと思います。

なぜなら求められているものが全く違うからです。

ここでまず、冒頭のTwitterの質問に答えるとすれば

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_0389.jpg です

民間企業の方が、教員になったからと言って優れているとは限らない。

なぜなら役割が全く違うから。

という答えになります。

比較ができないという事は「優秀か、そうでないかの判断が下せない」という事になります。

比較ができないから判断ができない=不採用

ここまで書いてきたことをもう一度整理しましょう。

教員の役割と一般企業の方の役割は全く違う

全く違うからこそ比較ができない

一般企業の方が教員になっても優秀かの判断は難しい

これらの点を踏まえると「なぜ教員からの転職が難しのか」の1つの要因が見えてきます。

その要因は「企業側が判断ができない」というところです。

判断ができないモノに対して、人間は手を出そうとはしないはずです。

逆に言えば判断できる材料があれば、比較検討の土俵に上がれるチャンスがありますね。

まとめ:検討されるスキルを身に着ける必要あり

教員からの転職を考えた時に必要なことは、一般企業でも通用するスキルを身に着けておくことだと思います。

教員の役割に特化しすぎると、その汎用性のなさから「いざ転職だ」と思った時に非常に厳しい状況に立たされる可能性があります。

教員の方が普段の業務に忙殺され、そんな余裕がないのは承知しておりますが、もしも今の働き方に疑問を持っていて、転職を考えているのであれば 検討されるスキルを身に着ける必要あり 」だと思っています。

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