
先日私はこんなツイートをしました。
教員の方達への副業は解禁すべき。
— はじ@元体育教師の挑戦!!ブログ書いてます。 (@niki_niki0004) October 12, 2019
強制的な部活動顧問は廃止すべき。
先生たちは全てを子供たちの教育に注いでいるのに、65になった途端にさようならで、たいした退職金も貰えずそのあとどうするのだろう。
賃金も退職金も働き方改革もしない国。
老後の面倒さえ見ようとしない国。
私はTwitterであまり活動はしていないので、たまにインフルエンサーの方に共感いただいた時だけ、少しバズるかなといった程度でした。
今回は純粋に自分の意見を述べただけですが、思いのほか皆さんのリツイートも多かったので記事にまとめようと思います。
この記事の対象は
老後資金が心配な方全員です。
ただし特に教員・公務員に焦点を絞ってます。
この記事を読めば以下のことが分かります。
老後資金が不足すること(教員・公務員の方も例外ではない)
定年退職後の働き方の選択肢が広がっていること
ブログ・SNS・プログラミングを「今」始める重要性
記事を最後まで読むと、何か行動せずにはいられない気持ちになります。
目次
老後資金問題
老後資金問題を再確認
ポイント
老後資金2000万円問題という数字は金融庁の報告書で、2019年6月に発表された。
2000万円の根拠は無職高齢夫婦世帯の家計収支が平均約5万円の赤字と言う現状をもとに、貯金を切り崩しながら、20年~30年生きると仮定した計算。
公的年金だけではそもそも老後に生活できないといった問題は今に始まった話ではない。
*平均約5万の赤字は月々の不足額です。
無職高齢夫婦世帯の一ヶ月の支出額…約27万円
収入額…約22万円(2019年の最新版では国民年金5.5万円+厚生年金14.7万円の合計20.2万円)
差し引きマイナス5万円
老後資金問題のおかしな点
ポイント
家計の収支は個人差が大きい。
個人の平均寿命は違う。
経済産業省の資産は2895万円。
公的水準の給付水準は2019年と28年後の47年を比べると2割近く目減りする。
これからわかることは、どのくらいの金額が必要になるか正確なものは分からないということです。
すなわち常に不安と戦わなければならないですね。
退職後の生活費
退職後にも支払いが発生するものが数多くあります。
- 健康保険料
- 車の維持費
- 各種保険料
- 介護関係の支出
- 市県民税
- 子供の教育費
- 習い事
- 交際費
上記の項目に対して、支出が発生しますがさらに多い人もいるはず。
無職高齢夫婦世帯が余裕のある生活をするためには30万くらい必要とあります。
それでは教員の方達は退職後どのように働き、生活費をまかなっていくのでしょうか。
定年退職後の教員はどのように働くのであろうか
定年退職後、どの程度の人たちが働くのかでしょうか。
電通総研の調査では男性の約72%、女性の約55%が定年後も仕事続けているという結果が出ていいます。
定年後も仕事を続けるタイプの人たちの働き方には3つの選択肢があります。
- 再雇用
- 再就職
- 独立
この3つの選択肢が取れるのは一般企業に勤めていた方が多いのが事実です。
副業を解禁した企業が多いのに伴い、一般企業の方のほうが定年退職後のために「稼ぐスキル」「副業スキル」を身に着けやすいです。
非常に残念なお話しかもしれませんが、教員免許は先生にならなければ紙切れ同然の価値しかないです。
引退後にこの資格が役立つことなんてあるのだろうか、と不安になりますよね。
教員の定年退職後の選択肢
選択肢
- フルで常勤の先生とほとんど変わらない勤務体系で働く
- ハーフタイム・時間講師に切り替える(手取りはガクンと減り・ボーナスなし)
大きくは2パターンです。
どちらにせよ、これらの働き方は65歳までしかできないので、どこまで自分達の生活の足しになるのかは不透明です。
一昔前であれば、退職金をがっぽり頂いて人生逃げ切るパターンでしたが、そうはいかなくなりました。
・教員の給与の減額
・人生100年時代
以上の2点が重なり逃げ切りができなくなったのです。
公立学校共済組合っていうのもありますが、これは悪魔でも財源あってのものです。
人口減少に伴って教員になる人口の割合も減るので財源の確保が難しくなるのは目に見えています。
教員・公務員退職後のオススメ進路はオワコン
ホームページには時々、退職した先生方の収入源として以下のものがあげられています。
オワコン進路
株・FX
不動産オーナー
これは投資ではなくギャンブルです。
65歳で引退して、いざ始めよう!!で儲かるものではありません。
しかしながら、教員をしていた時はよく不動産系の会社から
○○先生は不動産に興味はないですか?
○○先生は投資に興味はないですか?
といったようによく電話がかかってきたのを覚えています。
教員の方々なら見覚えがあるのではないでしょうか。
退職に向けて準備できること
結論、方法は以下の2つです。
・転職する
・スキルを身に着ける
結論から言うと、30代まであれば転職を勧めます。
今は大転職時代です。
その根拠は以下の記事に記載してありますので参考にしてください。
ただし、身を粉にして働いている教員の方もいますし、ある程度年齢に達した方は転職が難しいのも事実です。
そんな方はどうすればいいのか。
スキルを身に着けることですね。
時代に合ったスキルです。
ブログ・SNS・プログラミングのスキルを身に着けて財産を残す
教員の副業は禁止されています。
これは
地方公務員法第38条で定められているからです。
地方公務員法第38条
営利企業等の従事制限
第三十八条
1 職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。
2 人事委員会は、人事委員会規則により前項の場合における任命権者の許可の基準を定めることができる。
追い打ちをかけるのがこれです。
信用失墜行為の禁止(国公法第99条)
本人は勿論、所属する職場、公務員自体のイメージを壊さない、信用をなくさない為
守秘義務(国公法第100条)
本業の秘密が副業などを通して外部に漏れないようにする為
職務専念の義務(国公法第101条)
精神的・肉体的な疲労などにより、本業に支障が出ないようにする為
以上のように教員が副業をする事は各方面から完全に否定されています。
ただし現実は以下の通り。
画像もクリックできます。

https://blog.with2.net/rank9127-0.html

https://education.blogmura.com/edu_educatorschool/
皆さんブログやってますね(笑)
法会例で定めてあることを逆手に取れば
利益を求めず、機密情報がもれずイメージを壊すことがなく業務に支障が出なければやっていいってことになるのかと・・・
(法令を破ってまで副業は進めていません。すべては自己責任です。)
学校は非常に閉ざされた環境にあるので、このように教員の方々がブログで情報発信するだけでかなり世間のイメージは変わります。
ブログが1番オススメ
ブログで情報発信するメリット
- インターネットに教員の方々の知的財産が残る
- 教員の方々の努力の日々が世界に発信される
- 外部に発信することで新しい教員のキャリアの可能が見つかる
- 人気ブログが書ける=マーケティング力とライティング力がある
- 情報を発信することで知的財が残り共感を得る
先日私はこんなツイートをしました。
教員がなぜ、世間知らずと言われるのか・・・
— はじ@元体育教師の挑戦!!ブログ書いてます。 (@niki_niki0004) October 14, 2019
根拠が分からない。
会社を知らない=社会を知らない
ならば
学校現場を知らない=教育の現実を知らない
と先生方が主張してもいいのではないか。
事実、先生たちのほうが保護者の方より日中過ごす時間長いと思ってますが・・・
いかがでしょうか?
会社を知らないことが世間知らずと言われる根拠なら、教員の方々は逆に学校内のことを外部にガンガン発信しましょう。
・授業の工夫
・の悩み
・教員しか分からない事
おそらくたくさんあり過ぎると思います。
ブログ等で発信することに必ず意味があると思っています。
セカンドキャリアに繋がる
以下の記事でも書かれているように、教員の経験と知識がセカンドキャリア・アドバイザーとしてのポジションを築く可能性もあります。
定年退職後のセカンドキャリアに…元教員対象、部活「顧問アドバイザー」募集
https://resemom.jp/article/2019/03/29/49887.html
引退後の仕事に繋がる可能性大
マーケティング・ライティング力が身に着けば以下のようなサイトからも仕事が受けられます。

文章を書く文化・読む文化がとインターネットがなくなったら、マーケティング力をライティングが役立たずになるかもしれませんがそれは考えにくいですね。
どちらも普遍的に必要な能力かと。
身に着ける価値あり。
ここにプログラミングスキルが加わったら最強です。
まとめ|不安を感じたなら行動しましょう
ここまで記事を読んだ方は不安になったと思います。
不安を解決する方法は行動です。
不安は行動しなければ解消されません。
どんな行動を取ったらいいか分からない人に、参考になる記事を貼っておきます。
とりあえずブログを始めたい方・興味がある方
10日間はサーバー無料ですので、7日間くらい連続で更新できるかチャレンジしてみてください。
この記事を読めばWordpressでのブログの立ち上げ方が分かります。
転職活動に踏み切れない方(30代以下にオススメ)
大転職時代が来ています。
教員の方も昔よりはチャンスです。
以下の記事を参考にしてください。
自分の「今」のスキルで仕事があるか確認したい人
自分の現段階でのスキルで、できること・それがいくらになるのかを確認した人は以下のサイトを参考にしてください。
(能力が高い先生はすぐに稼げるかもしれませんが、金銭が発生したら立派な副業ですので要注意)


もう一度言います。不安ならば行動するしかない。
私も「教員から転職」となった時には散々否定されました。
しかし一般企業に転職して、後悔は一切ないです。
当時、私もとても不安でしたが
・転職サイトに登録
・スキル不足を感じて留学
・留学先で英語とプログラミングスキルの勉強
・帰国して転職活動再開
・一般企業に就職
・ブログの開始(初めての副業)
・再度転職活動に成功
以上のように行動を起こしてきたからこそ、不安が解消されつつあります。
私のこの記事を読んで参考になれば幸いですが、参考になるだけでなく皆さんの行動のきっかけとなることを願います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。