
以前に私のブログでも紹介しましたが、2回目を読んでここ間違えたらダメだなと言う箇所を見つけました。
この記事の対象者
既に転職と副業の掛け算読みました!!
この書籍は呼んでないけど興味あり
転職したい!!もしくは転職活動中
以上のような方は今回の記事に是非とも目を通してください。
特に
教員です!!辛いです!!転職したいです!!
って人は必読です。
さっそく本題ですが、表題の通り今回のこの記事で最も伝えたいは
転職時の軸移動・軸ずらしを間違ってはいけない
という事です。
目次
転職での年収アップは軸移動(軸ずらし)
書籍内でも軸の移動については語られています。
以下の本文の引用
実は年収と言うのは「職種×業界」で大枠が決まっています。
もちろん役職や、事業ランクと企業属性も関わってきますが、大きな要素は「職種×業界」にあります。
例えば「金融業界大手の営業部長年収1,600万円」とか「小売り業界大手の取締役年収900万円」と言う感じです。企業や役職により、業界や職種の方が年収に大きな影響をもたらしています。
つまり転職で年収を上げるには業界か職種のどちらかの軸を「年収の高い業界」または「年収の高い職種」にずらすのが近道なのです
以上のように書かれていることは、やはり転職の際に避けた方がいいのは以下の事ではないかと思っています。
転職する理由が
- 現状に不満しかないのでやめる
- 何となくITに行きたい
- 募集要項の条件が魅力的
これらの理由だと、motoさんも書籍に書いており、今回私が主張したい「軸」を重要視した転職活動とはかけ離れたものになってしまいます。
私の中で転職を成功させるために重要なのはやはり調査です。
もちろん転職先・エントリー予定の会社に関して調べることは非常に重要であります。
しかしもっと重要なのが自分がどの業界に転職しようと思っているかです。
業界・業種の調査は必須
例えば「建設業」。
オリンピック効果もあり、建設業が非常に賑わっている「特需」のような状態であるとも言われています。
圧倒的に人手不足なので、高給高待遇でも人を採用したいと思っています。
今、この瞬間の給与や福利厚生は非常にいいかもしれないし、仕事がたくさんある分やりがいもあると思います。
しかしこの「特需」が仮に終わったらどうでしょうか?
・人口減少
・施設利用者の減少
・職人の減少とAIの発達
というように、建設業そのものが衰退していくことと、人間のかわりにAIが働くことが十分に考えられます。
このように考えると転職の軸を「建設」に移すの短期的には良いかもしれませんが、長い期間で見たらその軸移動は良くないかもしれません。
以上の事から以下の重要性が考えられます。
重要
業界のリサーチ
業界を取り巻く環境(人口減少などの社会問題)
参考になるページを以下に記しておきます。
*データが少し古いものもあります*
経済産業省企業活動基本調査 統計表一覧(2015年度版)

みんなのスタンバイ
業界動向

ここまでは一般企業に勤めていて、これから転職しようかなと思っている人にも参考になると思っています。
教員からの軸の移動は難しい
教員の方たちの第一のハードルです。
教員からの転職が難しいのは、企業リサーチをすればするほど「公務員の安定」と天秤にかけたときに、教員のほうが勝ってしまうとことです。
各業界の動向を先ほどのホームページで調査したとしましょう。
現状はそこそこだったとしても将来どうなっているかは誰にも分からないです。
その時に現状と比べたらどうなるか。


教員の方は以上のような思考に陥りがちなので、他の業界への軸の移動が非常に難しいですよね。
どの業界と比較しても、一旦そこそこの安定にハマってしまうと、思い切って軸を移動させてまで他業種・他業界に転職しようとは思えなくなるのです。
教員からの転職で間違った軸移動
ここで教員の方が転職の際に間違った軸移動・軸ずらしをする事が非常におおいです。
それは以前も少し触れましたが
- 塾講師
- 私立の教員
- スポーツトレーナー
などが、オススメの転職先となっているところです。
インターネットの情報や転職サイトに書かれている「教員からのオススメの転職先」に書かれているのは、だいたい先ほどの項目ばかりだと思っています。
なぜこの業界のへの移動が間違った軸ずらしなのか。
上記の業界は既に衰退しつつあるからです。
塾講師
塾講師は「DVDで超人気に先生の授業が受けられる」ようになりました。
さらに教育系YouTuberの大頭により、あえて高いお金を払って塾に行く必要もなくなる未来が迫っています。
私立の先生
急速に進む高齢化社会により、私立学校が生徒を集めることに相当苦労しています。
私立学校は、公立とは違い生徒数で経営が成り立っているため、生徒の数が確保できない=経営破綻に陥ります。
私立の先生なら待遇が良くなると思って飛びついたら終わりです。
スポーツインストラクター
既にご存知かと思いますが、超プロフェッショナルでなければスポーツインストラクターが務まらない時代になっています。
「RAIZAP」が爆発的にヒットした背景にしっかりと研修し知識を積んだインストラクターさんの存在があります。
ちょっと知識がある教員(体育教員)がこの分野に行っても太刀打ちできるわけがないのです。
さらに最近は「イケメン・美女のいる個人スポーツジム」や「ダイエットYouTuber」などども存在し、ますます「一般的なスポーツインストラクター」の活躍の場は少なくなっています。
ここまで見て分かるように、「インターネットに掲載されているオススメの転職先」というのはレッドオーシャン、すなわち業績が伸び悩んでいる可能性が高い事が分かります。
教員からの転職では業界調査を慎重に行うべき
教員からの転職では、かなり思い切った軸ずらしの転職が良いと思っています。
それは以下の理由
前職の知識を生かして働こうとすると業界がかなり限られる
ネットに掲載されているオススメの転職先の業界・業種は衰退気味
以上の2点が理由です。
思い切った軸ずらしの転職が前提であるわけですから、当然のことながら「業界・業種」の業績・今後の予想に関しては慎重に調べるべきです。
安易に選択すると
給与面がガクンと下がる
頑張っても全く報酬が上がらない
スキルを手にする前にまた転職
以上のような最悪なケースが考えられます。
よって教員こそ、今の状況から抜け出せるのであればどこでもいい!!と思って転職するのは避けるべきでしょう。
まとめ|軸ずらしの転職こそ、己を知り・相手を知る必要あり
転職と副業の掛け算で紹介されている「軸ずらしの転職」で年収レンジを上げるために必要なことは以下の通り。
自分を知る
自分を知ることで以下のことが見えます
・その業界・業種で再現性があるか(パフォーマンスを発揮できるか)
相手(業界・業種)を知る
相手(業界・業種)を知ることで以下のことが分かります。
・自分の年収レンジの上がり幅
・今後の業界の同行
・社会の変化とマッチしているか(マッチしていなければ会社の寿命が短いかも)
2回ほど「転職と副業の掛け算」を読んで伝えたい事は以上の2点です。
そして教員の転職こそ「軸のずらし方」を間違えてはいけないと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まだ読んでない方は以下から購入可能です。
以下の記事参考になります。