
(この記事は真剣に読んでも、9分で読み切れます)
今回の記事は以下のような方が対象です。
自分の市場価値を知りたい
転職で失敗したくない
自分には深い専門性がないから転職が難しい
以上のように思っている方々です。
【「転職は悪だ」と主張して、会社にぶら下がっているだけの人】にもおすすめの記事です。(皮肉入れてます)
この記事を読むメリット。
この記事のメリット
自分の市場価値を測る方法が分かる
市場の選び方が分かる
良い企業かを見極める方法が分かる
転職に成功するための正しい思考を身に着けることができる
記事を書く私はこんな人
・教員から民間に転職
・3度の転職に成功
・軸ずらしの転職と、正しい思考法により年収は倍増
・転職ブログを中心に記事を書いています
記事を書くにあたり以下の書籍を参考にさせていただきました。
引用させていただいた箇所もあります。
では本題に行きましょう。
目次
自分の市場価値を測る方法
現代は2人に1人が転職する時代に突入しました。また新卒の学生ですら、60%近くがセカンドキャリアを意識して就活をします。つまり「終身雇用」はすでに崩壊しているわけです。
この事実は既にトヨタ自動車が「終身雇用は厳しい」を言った事実からも、当然の事実として皆さんに伝わっていますね。
早速ですが自分の仕事が、以下の表のどこに位置しているか考えてみてください。
③ルーティーンワーク
④消滅
のゾーンにいると思った方は、以下の文章をさらに真剣に読み進めてください。
転職しようと思った時に、自分の市場価値を理解しておくことは非常に重要なことです。
前提として市場価値というのは3つの要素からできています。
3つの要素で決まる 市場価値(マーケットバリュー)の測り方
- 業界の生産性(1人あたり)
- 人的資産(人脈)
- 技術的資産(スキル・経験)

*転職の思考法から引用させてもらってます
そして市場価値を測るための具体的な9つの質問は以下の通りです。
自分の市場価値を測るための9の質問
①会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけもっているか
②スキルに期限切れはないか
③他の会社でも通用するような経験はあるか
④その経験にニーズはあるのか
⑤社内に、会社を変えても助けてくれる人はいるか。その人物の意思決定の力はどれだけあるか
⑥社外に、自分を助けてくれる人はいるか。その人物の意思決定の力はどれだけあるか
⑦自分が所属している市場(マーケット)の一人当たりの生産性はどれだけ高いのか
⑧自分が所属している市場(マーケット)の将来性(成長性)はあるか
⑨自分の市場価値の成長は見込みがあるか
会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけもっているか
皆さんが分かっていないのが、「今いる会社だから通用している」という可能性があるという事です。
社外に出てそのスキルが通用しなければ、非常に価値が低いスキルと言えます。
スキルに期限切れはないか
自分の持っているスキルが何歳になっても通用するものなのかは非常に重要。
他の会社でも通用する経験はあるか
スキルと同様に、自分の経験値が他の会社に行っても十分に通用するものであるかを確認しておきましょう。
その経験にニーズはあるか
経験は十分にあったとしても、そこに対してニーズが生まれなければ市場価値は高いとは言えません。
社内に、会社を変えても助けてくれる人はいるか。その人物の意思決定の力はどれだけあるか
人的資産を測る項目の1つ目の質問です。あなたが転職を決定した時に、そのあとでもバックアップしてくれそうな人物は社内に何人いるか考えてみましょう。
社外に、自分を助けてくれる人はいるか。その人物の意思決定の力はどれだけあるか
人的資産を測る2つ目の質問です。社内ではなく、社外にあなたを助けてくれる人はどのくらいいるでしょか。考えてみましょう。
自分が所属している市場(マーケット)の一人当たりの生産性はどれだけ高いのか。
所属している市場の1人の生産性が低ければどれだけ必死に働いても給料やスキルは上がっていかない、上がりにくいといった現実があります。(*これは後ほど詳しく解説します)
自分が所属している市場(マーケット)の将来性(成長性)はあるか。
この先市場がどうなっていくのか、成長性があるのかも非常に重要です。
市場が縮小してく中で頑張っても、個人の市場価値を上げることは非常にむずかしいでしょう。
自分の市場価値の成長は見込みがあるか
自分が所属している市場に成長見込みがあったとしてと、そこで自分が個人として「人的資産」「技術的資産」を身に着けることができるかは別の話です。
個人の成長見込みがあるかも見極めなければいけません。
市場(マーケット)を間違えたら終わりです
非常に残酷な話ですが、自分が働く市場を間違えてしまったら、給料は上がりにくいですし「人的資産」「技術的資産」をに身に着けることは非常に難しいでしょう。
例えば、保育士さん・介護士さん・総合商社・外資系コンサル会社の平均年収を比べてみました。
明らかなとおり業界が違うと、同じ時間働いても「生産性」が違うためここまで年収の差をつけられてしまいます。
また、表の下にいけばいくほど「人的資産」「技術的資産」は身に着けられます。
その根拠は以下の通り。
○営業の機会が多い
○プレゼンの機会が多い
○常に激しい競争がある
○非常にたくさんの人と会う機会がある
したがって、市場を間違えてしまうと自分の市場価値を高める可能性を失ってしまいます。
*注意*
保育の仕事や介護の仕事が価値のない仕事という意味で書いてはいません。
あくまでも比較の対象として書かせていただいたのと同時に、非常に社会的に重要な仕事である保育・介護の仕事をどのように価値づけして、何をもって生産性が高いかと判断するのは、非常に重要な課題だと認識しています。
伸びる市場(マーケット)の見つけ方
皆さんの疑問は
「どうしたら生産性の高い業界だと判断できるのか」
「どうしたら伸びている業界だと分かるのか」
でしょう。
以下の2つの判断基準が非常に重要です。
複数のベンチャー企業が参入して、各社が伸びている
非効率を貫くロジックが存在する
複数のベンチャー企業が参入しているということは、「この市場はチャンスだ!!」と見込んで参入しています。また参入しているだけではなく、業績も伸びているという事が非常に重要です。
次に「業界の非効率を貫けるような考えがあるのか」といったところも非常に重要です。
なぜなら、その業界が既に非常に効率的に稼働しており、これ以上改善の余地がないのであればその市場の成長は頭打ちが着ている可能性があるからです。
良い企業かを見極める方法
ここでの良い企業とは「転職者・中途採用のスタッフが活躍している会社」とします。
見極める3つの質問は以下の通りです。
・どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか。
・今一番社内で活躍している・評価されている人はどんな人物か。なぜ活躍しているのか。
・自分を同じような中途で入った人はどんなポジションで仕事をし、どんな活躍をしているのか。
この質問に的確に・具体的に答えられる企業は素晴らしい会社であると思います。
その理由は2つ
①スタッフがどんなポジションでどんな働き方をしているのかを、評価する側の人間がしっかりとみている
②中途採用の人の活躍の場を設けており、評価している
以上のことがこの質問の答えから分かります。
「今」の私には何のスキルもないと不安に思っている方へ
ここまで読み進めて「今の自分には何もない」と不安になっている方もいるでしょう。
そんな方に向けてもアドバイスがあります。
○技術的資産も人的資産もない場合
「技術的資産」も「人的資産」も自分にはないと思ったら、生産性が高い市場か、上昇している市場を選んで、転職活動をしてみてください。
目の前の給与ではなくて、先に紹介した通りの見極め方法で、成長してく市場に身を置きましょう。
その理由は、今回紹介している書籍の図が答えです。
図を参考にしてください。
見ても明らかなように、伸びている市場にいれば自分の市場価値も自然と上がっていきます。
衰退している事業での経験は無意味です。
一方、伸びている産業にいるだけでも価値があります。
まとめ|思考なしの転職エージェントの利用は「デメリット」
【思考なしの転職エージェントの利用はデメリットしかない】をなぜ言い切れるのか。
その理由は、転職エージェント事態が「企業の広告宣伝料」「できるだけ早く企業と人材をマッチングさせてその企業からマージンを受け取ること」で成り立っているビジネスモデルだからです。
すなわち、今回紹介した項目について教えてくれる可能性は極めて低いといえます。
よって、転職に向けて正しい思考を身に着けることは自分でやるしかありません。
でも大丈夫です。心配いりません。
今回の記事をここまで読み終えてくれたあなたなら、正しい思考法を身に着けることができています。
ここまで来たら、転職サイトに登録しておきましょう。
ここからはなぜ「転職サイト」「転職エージェント」に登録することが重要なのかを紹介します。
まず、転職方法の種類は以下の通りです。
ヘッドハンティング
転職エージェント
ダイレクトリクルーティング型
SNSマッチングサービス
直接応募・紹介
最近は「ダイレクトリクルーティング型」の求人・転職が非常に盛んです。
以下の表と文章を確認してください。
ダイレクトリクルーティングとは、「企業による積極的(主体的)な人材採用」を指します。
https://bizhint.jp/keyword/14108 から引用
日本では人材データベースの企業利用(普及)と共に広まった言葉であることから、ダイレクトリクルーティングをデータベースを用いた採用活動と狭義で捉えられているケースがあります。
しかし本来的には、これまで主たる採用手法として用いられてきた「求人広告への掲載」や「人材紹介」といった、自社以外の第三者に採用母集団の形成を依頼(アウトソース)し、応募があった際にスクリーニングするだけの「待ちの採用」手法ではなく、経営者、人事担当者を始め、組織の従事者が自ら主体的に自社にフィットする人材を見つけ採用する、「攻めの採用」を指します。
すなわち企業側から、優秀な人材を積極的に採用しているのです。
しかしながら、探してもらうためにはデータベースにあなたが存在していなければなりません。
したがって、正しい思考法を身に着けた後の行動は「転職サイト・転職エージェントへの登録」になります。
以下に私が実際に転職活動時に利用させていただいたサイトリンクを貼っておきます。



ここまで来ても、まだ行動に移せない人は以下の文章をしっかりと呼んでください。
振り返れば、結局、仕事でダメな上司に付き合わないといけないのも、価値のない商品を嫌々営業しないといけないのも、予期せぬ異動に振り回されるのも、「いつでも転職できる」と確信できるだけの市場価値がないからではないでしょうか。もしその確信があれば、そんな嫌な仕事はすぐに辞めればいい。あるいは交渉材料にして会社を変えていけばいい。
北野唯我.このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法(Kindleの位置No.46-49).ダイヤモンド社.Kindle版.
思考法を身に着けないのも、行動できないのもすべて自己責任です。
しかし、ここまでブログを読んでくれた方・私の記事にたどり着いてくれた方は「現状を変えたい」と強く願っている人だと思っています。
思考法を身に着けたら行動しましょう。
行動することによって人生が変わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事は、以下の書籍を参考に書かせていただきました。
興味を持ったかたは是非ご覧ください。