

と思っている人は必見です。
今回はOWNDAYS(オンデイズ)田中修治社長著書の【大きな嘘の木の下で】を徹底解説していきます。
この書籍は以下の項目で分けられています。
〇幸福論
〇お金論
〇仕事論
〇成功論
〇人生論
〇経営論
すべての項目に目を通さなくても、「記事のまとめ」に目を通していただければ、この本の重要なポイントは理解できます。
それでは早速解説していきます。
目次
OWNDAYS(オンデイズ)田中修治社長の幸福論
日本ほど安全で安心な国はありません。
銃で撃たれることもない。
野垂れ死ぬこともほとんどない。
テロもない。
街はモノであふれていて、当たり前のように一人1台スマホを持ち、情報にアクセスします。
好きなようにSNSにつぶやき、自分が感じたことをどんどん発信しています。
これだけ、行動や言動の自由が認められ、犯罪率も極めて少なく生活の保障もされている中で「不幸だ」「不幸せだ」と考えている人が非常に多いのはなぜでしょうか。
オンデイズの田中さんは「幸せ」に関する考え方が間違っていると説いています。
「幸せは瞬間の感情であって状態を指す言葉ではない」
幸せは一瞬の感情を表したものです。
お腹ペコペコの時の「おにぎり」はとてもおいしく、幸せを感じることができます。
仕事終わりのビールを飲んだ時「幸せ」と感じませんか?
のどが乾ききった時に水を飲んだら「幸せ」と感じませんか?
一方で
・満腹時のかつ丼
・二日酔いの時のビール
・水腹状態の時の水分
このような状態の時は幸せを感じることができません。
つまり「常に幸せな状態など存在しない」のです。
「ない状態」・「枯渇した状態」から「幸せな瞬間」を感じ取ることで私たちは「幸せな状態」に一時的になることが可能です。
何度も言いますが「幸せな状態が続く」ことなど存在しないのです。
幸せな瞬間を人生でいくつ感じることができるか、それが人生の豊かさにつながっていきます。
OWNDAYS(オンデイズ)田中修治社長のお金論
お金の書籍はたくさん出ていますが、今回の田中さんの意見が個人的に「一番しっくり」きます。
私たちは会社からお金をもらっています。
これは私達が「何かしらの価値」を会社に提供しているからです。
価値を提供してくれる代わりに、お金と交換してくれる。
または、私たちが生むであろう利益や価値に対して、会社はそれらと引き換えにお金を交換してくれます。
以上のように考えると、お金はただの交換ツールです。
「価値」と「お金」を交換しているだけです。
では価値を提供できない人は、何とお金を交換してもらえばいいのでしょうか?
「価値」を提供できなければ、「時間」と「お金」を交換する以外方法がありません。
しかしながら、お金よりも時間の方が圧倒的に重要です。
よって私たちは、自分に付加価値をつける必要があるのです。
社会に価値を提供できれば、お金と交換してくれます。
会社に価値を提供できれば、お金と交換してくれます。
お金を交換ツールと考えていると、自分が持っているもの(才能・時間)とお金が交換できるかという発想になります。
何も交換できるものがない場合は「時間」を差し出すしかありませんが、何も考えず時間を差し出してはいけません。
時間を使って、自分に付加価値を付けて、価値が提供できる人間になる必要があります。
価値が提供できる人間になれば、時間を提供するよりも、はるかに多くのお金と交換してもらえます。
OWNDAYS(オンデイズ)田中修治社長の仕事論
田中さんの「仕事と労働の定義」が非常に面白いです。
仕事の定義
仕事の定義
誰かの願いを叶えるために、自分ができる限りの価値を提供すること。
労働の定義
労働の定義
体を使って働くこと、特に収入を得る目的で体や知能を使って働くことを指す。
今後「仕事」をしている人と、「労働」をしている人との間には、絶望的な差が生まれるとOWNDAYSの田中さんは言っています。
詳しく解説していきます。
現代では、高性能で似たような商品を安く手に入ることができます。
〇価格
〇性能
以上の点では対して差がなくなってきているのです。
では、最終的に何が決定打となって購入にいたるのでしょうか。
それ「人」だとOWNDAYSの田中さんは言っています。
「どこにでもあるようなものを、そこらへんにいる人が適当に売る」という売り方は、数年のうちに淘汰されていくだろうと予想されています。
売り手個人に価値がある人から、商品を購入するようなります。
相手の問題点やニーズに気付き、そこを埋めることができる人のみが生きのこれる時代が訪れます。
「労働」をしている人はAIに仕事を奪われ、仕事をしている人のみが生き残ることができる時代がすぐそこまで来ています。
OWNDAYS(オンデイズ)田中修治社長の成功論
世の中には掃いて捨てるほどの「成功本」があり、それがなぜか売れています。
しかしながら、「成功者と言われる人が全然出てこない」ことを疑問に思いませんか?
私は疑問です。
そんな疑問に対して、OWNDAYSの田中さんが分かりやすく表してくれた言葉があります。
「成功はアート・失敗はサイエンス」
成功は様々な要素が絡み合って成り立つものであるから、非常に再現が難しいことを表しています。
一方で、失敗は科学のように探求すれば必ず原因を解明することができ、二度と失敗しないための方法を導き出すことができるのです。
大成功を目指すのではなく、確実に失敗しない方法を選択して成功の確率を上げていくことに重きを置くべきだとOWNDAYSの田中さんは主張しています。
成功を学ぶことよりも大切なことは失敗を管理すること。
勝ち方を考える前に、負けそうな要素を片っ端からつぶしていくようにすれば、負けることはほとんどなくなります。
OWNDAYS(オンデイズ)田中修治社長の人生論
人生で私たちの原動力になるのは「大切な人たちの優しい言葉ではない」とOWNDAYSの田中さんは言っています。
OWNDAYSの資金がショートしそうで、いよいよもうダメだと思った時に当時の友人や彼女は以下のように優しい言葉をかけてくれたそうです。
「仕事なら俺が発注してやるから、そんなにつらいなら辞めなよ」
「私が食わせてあげるから、そんなに大変なら会社やめなよ、よく頑張ったよ」
そんな言葉にそうだなと思って、寝床につくと「まぶたの裏」に大嫌いな奴らの顔が浮かんでくるそうです。
いじわるな銀行員
取引をしてくれなかった取引先
捨て台詞をいって辞めた社員
今ここで辞めたら、彼らに一生笑われて過ごすことになるのではないか
そんなことだけは絶対に嫌だと、OWNDAYSの田中さんは思ったそうです。
そして、結論「嫌いな奴が自分のモチベーション」だったと振り返っています。
OWNDAYS(オンデイズ)田中修治社長の経営論
〇自信がついたらやります
〇自信がないのでもう少し成長してから
〇自信がないからやめておきます
上記のような言葉はただの言い訳だと田中さんは言っています。
つまり「自信がついたら・・・」というのは、問題を先送りする為の体(てい)のいい逃げ言葉だとOWNDAYSの田中さんは言っています。
結局どんなこともやってみなければわからない。
やってみて、もがいて、気付けばそれなりに自信がついてくるもの。
「自信とは所詮たいしたものではない」と書かれています。
そしてその自信をつけるために、一番重要なことが「行動」だと言っています。
OWNDAYSには「百考は一行にしかず」という言葉があるそうです。
うだうだと100回考えるよりも、1回行動した方がはるかに得るものがあることを表現した言葉です。
行動して、何かに取り組めば自信は後からついて来る。「自信がない」はただの言い訳。
まとめ|ほとんどの人が自分に都合の良い言い訳をしている
今回OWNDAYSの田中さんの著書「大きな嘘の木の下で」を読んで気付いたこと
ほとんどの人が自分に都合の良い言い訳をしている
という事実です。
〇幸福論について
幸せな状態でないと不満、他者と比べて不満といったように、幸せの意味を誤解している人が多い。
幸せは「瞬間の感覚」であると理解すると、自分の生活の中に幸せだと感じられる瞬間はたくさんあって、人生がとても豊かになるとこの本は気付かせてくれます。
〇お金論ついて
給与が少ない・正当に評価されていないと感じる人は、自分がお金と交換でどんな価値を与えられているのか、この書籍を手にとって考えてみることをお勧めします。
〇仕事論ついて
あなたは今「仕事」をしているのか、それとも「労働」をしているのか。
もし労働をしているのであれば、今後はAIに仕事を取られる可能性が多いにあることを忘れていはいけない。
仕事がしたいのであれば、自分に付加価値をつけて、お客様の問題点にニーズにこたえられるようにする必要があります。
〇成功論ついて
失敗した理由を徹底的に研究することが非常に重要。
成功は再現することがかなり難しいが、失敗の原因を突き詰めていけば二度と繰り返さないような再現性のある仕組みを作ることが可能。
〇経営論ついて
「自信がついたら・・・」はただの言い訳。
自信は行動を起こすことによって後からついてくる。
「百考は一行にしかず」の言葉がOWNDAYSにはあるように、行動が一番大事。