体育会系は就職に有利なのか

今日も自分の人生をアップデートしていますか。

甫です。

今回のテーマ

体育会系は就職に有利なのか

という内容です。

参考にした記事から、自分の結論を述べたいと思います。

結論から言うと

体育会系が若干有利なのではないか

ということです。

なぜ有利なのか。

それは単純にメンタルが強いからだと思います。

ただ、この「メンタル」という曖昧なものをしっかりと定義し、どのようにその能力を養ったのかも深堀したいと思います。

ここでいう、メンタルを「逆境や挫折から立ち直るための回復力・再起力」とさせてください。難しい言葉でいうと「レジリエンス」というらしいですが、わかりにくいので「メンタル」と呼ぶことにします。

メンタルが強い人ほど、困難な状況に対して強く、挫折から再起することに長けています。

このメンタルが「強い」「弱い」をどのように判断したらよいのか。以下にシンプルな質問を用意しました。

「人生をコントロールする力は自分の中にあると常に考えているし、そのように考えるよう努めている」

これに「はい」と答えた人は「いいえ」と答えた人よりも6倍近くメンタルが強いらしいです。

有名な言葉ですが

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」

という言葉がありますね。

上記の質問と同様に、このように考えている人はメンタルが強いと判断できます。

この「メンタル」は先天的なものであって、後天的に身に着けけられないかというと、そうではありません。

高校や大学の時に、全国大会出場校や強豪校出身の方は感じているかもしれませんが、厳しいスポーツ環境下においてはメンタルが強くなる条件が自然と整っています。

言葉悪いですが

  • 宗教的なメンタルトレーニング
  • 理不尽なトレーニング
  • 納得のいかない上下関係

などの条件が自然と後天的にメンタルを強くした、と私は考えました。

以下の項目が、メンタルを高めるための方法です。

  1. 自己効力感を高める
  2. 認知的評価を変える
  3. 健康を大切にする
  4. 他者を頼る

1.自己効力感を高める

自己を肯定する・信じる

自己効力感は自己肯定感と似ています。

どんな困難な状況下においても、自分にはそれを乗り越えられる能力がある、と信じる力のこと。自分を信じる力を最大限生かして、困難な状況を乗り越えることができれば、さらに自信は高まり、さらなる成功へとつながっていきます。

ビジネスにおけるトラブルが起きたときに、「これまでもどうにかなってきたし、今回もきっと最終的にはうまく対応できる」と思える力。

これを「もう終わりだ。」と考えると、心が折れやすくなってしまいます。

言い換えれば「なんとかなると思える力」だとも考えられます

この能力を高める方法がまずルーティンを確立することです。

一流のスポーツ選手がメンタルを強くする習慣でルーティンワーク、習慣化した行動様式を採用しているのは有名です。大きなストレスがかかる状況でも気持ちを安定させ、集中力を持続し、「いつものように成功する」というイメージを強く描いています。

一回戦から優勝常連校や、ネームバリューを持った学校と勝負をするなんてことはスポーツの世界には頻繁にあります。日常生活の中で、圧倒的能力差のある分野で他者と争うなんてこと中々ないですよね。例えば体格差が圧倒的な人との喧嘩とか(笑)

「ジャイアントキリング」という言葉があります。

つまり圧倒的な不利な状況・戦力差を克服し、勝利つまり成功体験をするということです。スポーツでは、この経験が得やすいと思っています。

また一回の大きな勝利が、

「前回も勝てたから今回の試合もどうにかなる、勝てる」

といった、「困難を乗り越える力があると信じる機会」も多くなると思っています。

メンタルトレーニングに関しては、信じられないかもしれませんが大事な試合の前に、円陣を組んで「俺たちは強い!!」と100回言っているチームもいますし、ウォーミングアップも毎回決まったもの、つまりルーティン化されていました。

スポーツをしていると、意識しているしないに関わらず、自然とメンタルが強くなる状況に身を置き、行動を習慣化しているのかもしれません。

2.認知的評価を変える

物事の捉え方を変える

どんな状況であっても受け止め方次第で、対処方法は変わってきます。

この状況を経験することで自分はさらに成長できる

何か良いことが得られる

という可能性に着目することで、前向きに捉えられ、チャレンジとしてみることができます。

脅威や恐怖と受け止めてしまうと不安や怒りが生まれ、足がすくみ、その状況から逃げたいというネガティブな姿勢になってしまいます。

ビジネスの場面では単純作業を命じられたときに、「この仕事は一見、無駄なようだけれど、会社にとって利益をもたらす可能性がある。」と思える。

「くだらない仕事だ」と捉えると、得るものは何もありません。

意味を見いだす力を育てましょう

日頃から物事を反対から見る習慣、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換える練習をしましょう。。

「お前は仕事が遅いな」→「私は仕事に対して慎重なんだ」

「軽率」→「行動力がある」

「細かい」→「丁寧」

「頑固」→「芯がある」

「鈍感」→「打たれ強い」

といった形です。

3.健康を大切にする

徹底した体調管理

適切な食事・運動・睡眠がこの「メンタル」を強化してくれる。

身体的に良好な状態である人のほうが、この能力において4倍近く高いらしいです。

食事管理・体調管理はスポーツにおいては常識です。

これも成人前から徹底することにより、自然と習慣化され、常に良いメンタルの状態が保たれていると考えています。

4.他者を頼る

良き人間関係を構築する

この能力は、外交的で健全的な人間関係を構築している人が多いそうです。

そのネットワークを利用してストレスに対処し、困難を乗り越え、新しい可能性を見いだせるようになります。

メンタルが強い人のもとで育つと、自然とその能力が高まります。

過去の記事でも紹介しましたが、私たちは嫌でも周りにいる人と同じような習慣や人間性を身に着けます。

身近な人が困難な状況でも、「意味を見いだし、先を見通し、まあ何とかなるさ」という姿勢でいると、あなたもそのように育つようです。

逆に、常に愚痴・罵声を飛ばす・悲観的な姿勢の人の近くにいると、あなたの能力も下がっていきます。

個人競技であってもチーム競技であっても、スポーツにおいては誰かと関わらなければなりません。練習は一人ではできません。よって人間関係を構築することは必然です。

その中で、トップクラスの人たちと関わることができれば、自然と自分自身の能力も高まる可能があります。

また、どのように困難な状況を克服してきたかというアドバイスを受けられます。

以上のことから私は

メンタルが先天的に強い人=体育会系

ではなく

非日常的な世界(今回フォーカスしたのがスポーツ界)に真剣に身を置くことによって、後天的にメンタルが強くなった人=体育会系

であると気付きました。

そして今回定義した「メンタル」を企業側が求めているのではないか、と私は思っています。

  • 新入社員がすぐに仕事を辞めてしまう。
  • 若者の仕事が続かない。
  • すぐに凹んでしまう。
  • 長続きして会社に貢献してくれる人を採用したい。

というのが企業側の考えだと思います。

これを踏まえると「体育会系」が企業側のニーズとマッチしますね。

ただ、これは高度経済成長期の、ガンガン仕事してガンガン残業して会社が大きなっていった時代のことです。

今は働き方が徐々に変わっています。

フリーランス

副業

ノマドワーカー

私たちは、場所や時間、人間関係を気にしなくても働ける時代になりつつあります。

その事実を考えて、今回の結論は

体育会系が若干有利

とさせていただきました。

スポーツに全力で身を投じてきた人は、自信を持ってください。後天的に強靭なメンタルを身に着けている可能性が高いです

また、スポーツでなくとも似たような環境下にいた人たちにも、その力は備わっています。

私たちは後天的に能力を身につけるができます。

まずはネガティブな表現をポジティブな表現に変える

ここからスタートしてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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