【教員からの転職】教員の職務経歴書はこれくらいしかない(前編)

2020年4月5日付で、最新の記事に更新しました。


今回の記事は以下のような方に有益な内容です。

〇教員で転職を考えている方

〇既に転職エージェントに登録済みのから

〇教員・公務員からの転職は可能なのか?と思っている方。





・このブログで明らかにしたいこと

〇教員の職務履歴書って実際どんなものが書けるのか





今回は、これを明らかにしていこうと思います。



このブログを書く私はこんな人

私はこんな人

〇元ゴリゴリの高校体育教員(「部活命」みたな俗にいウザイ先生)

〇教員から3度の転職に成功

〇4年前にこの記事に載せた「職務経歴書」を使って、転職活動をする

〇当時100社くらい受けてもほぼ全滅。

 

 

今日のブログのゴールを以下のように定めます。

〇教員(公務員)からの転職の際に「職務経歴書に書くことの少なさ」を理解してもらう。

〇実際に、私が転職の際に利用した職務経歴書を書く人してもらう。





さっそく確認していきましょう。


教員のリアルな職務経歴書

そもそも「職務経歴書」とは何なのかを念のためにここに書かせてください。

職務経歴書とは、業務経験とスキルを確認するための書類です。応募者がこれまでにどのような仕事に携わり、どのような経験や技能を持ち、それをどう活かすことができるかを採用担当者に伝えます。A4サイズの用紙1~2枚にまとめるのが一般的です。

リクルートエージェントから引用 https://www.r-agent.com/guide/article564/?fr=guide_564_faq1#mihon




つまり職務経歴書とは・・・

〇「今までどんな成果を残してきたのか」を確認するもの

〇「その成果によって、何がどう改善されたのか」を確認するもの

〇成果と改善が、すべて数字で具体的に表記されていて確認できるもの





この職務経歴書の目的を踏まえて、私が実際に使用した職務経歴書が、上記の条件を満たしているか確認していきましょう。


教員の職務要約

「大学を卒業後、2012年4月~2015年3月まで公立学校教員として勤務しました。」




無難な内容です。

ここにかけるのは正直これくらいしかないです。


教員の職務経歴詳細

ここに関しては過去のブログで、書く時のポイントを記載してます。


ただし教員から転職にチャレンジした私の内容は、見事にそのポイントを外しています(笑)


〇教科指導

1~3年生までの授業を担当

保健の授業に関しては生徒たちの興味・関心が中々向かない授業ではあるが、iPadや電子機器を使って子どもの興味・関心を引き付けるように努めました。





教科指導でこの人の何が分かるのか。

「この人は保健の授業を教えていたのだな。」程度の印象。

保健の先生といった情報以外、特に関心なしだと思います。


〇生活指導

多感な時期である高校生の生活指導、主に遅刻や身だしなみ指導を行いました。その際に言葉のかけ方は非常に重要であり、一つの言葉の選択ミスで子供たちは二度と口をきいてくれなくなるので、その点に関しては注意を払いました





この生活指導で何が分かるのか。

特に何も有益な情報はないと思います。


〇進路指導

一人一人の生徒の興味・関心、また学力の面から彼らの進路選択に関わりました。現在の能力値から今後の彼らの進路を選択するのではなく、今後の可能性と伸び率を見越して彼らの指導に関わりました。





これに関しては、注目するような内容はない。

恥ずかしい・・・


〇保護者面談

現在の子供たちは非常に深い悩みを抱えていることが多いです。家庭内の相談も含め多岐にわたります。そのような保護者の方と面談する時は、子供たちの状態をよく観察し、また家庭内で問題が発生した時は、彼らの言い分と、保護者からの話をしっかりと聞いたうえで自分の意見を提案しました。根拠のないこちらからの意見は、保護者からの不信感を招く恐れがあったため細心の注意を払っています。

 

保護者の方と面談することと、保護者の年齢層と同じくらいのお客様と対話することは次元が違う話です。



〇交通安全指導

子供たちの命が最優先であるため、朝の交通指導を定期的に行いました。





これに関しては、まさに職務経歴詳細を埋めるために書いた情報です。

絶望・・・


〇授業準備

「50分間生徒が飽きない授業」を目標に授業準備・教材研究に励みました。体育の授業に関しては「ダンス」の授業を教える必要があったので、ダンススクールに通って自分なりにスキルを身に付け、確かなスキルを教えるよう努めました。また、保健の授業に関しては従来のように黒板と教科書の授業ではなく、「iPad」を取り入れた授業をおこないました。また授業内でアンケートを実施し、学校の先生に期待することなど、生徒の要望や考えを具体的に示し公開しています。








工夫していたアピール・努力していたアピールを必死にしていますが、今の私からするとアピールの内容が痛すぎてやばいです。


〇国体少年サッカー部指導

国体少年サッカーの部の財務を担当。巨額のお金を預かり、グラウンドの予約から支払、残金の管理、次年度への財政面での提案、次年度の予算案の提出など、学校外でも仕事をやらせていただきました。





ここが唯一「この人は外部との仕事をしていたのだな」と思われるチャンスかもしれません。

ただ確率的にはほとんどない(笑)


〇サッカー部指導

3年間部活動の顧問を経験。

サッカーを指導するにあたり大学4年の時に指導者ライセンスを得るために講習を受講し、ライセンスを取得しました。彼らに技術以外でのアドバイスをするためにも、管理栄養士の方に相談をして選手一人一人の食事に関してアドバイスをもらいました。2014年3月にはドイツに2週間ほど留学しそのサッカーの最先端の技術と、仕組みの違いを学習。子供たちがサッカーを通して選手だけでなく、一人の人間として成長する姿に非常にやりがいを感じました。





体育会系ではあるってことか、ゴリゴリに鍛えたら営業としてはいけるかも・・・

って思われるのがここの内容かもしれません。


具体的に数字で表せない職務経歴書

いかがでしょうか。


職務経歴書の目的を再度以下に記載します。

〇「今までどんな成果を残してきたのか」を確認するもの

〇「その成果によって、何がどう改善されたのか」を確認するもの

〇成果と改善が、すべて数字で具体的に表記されていて確認できるもの




数字で具体的に示すことができる「評価・成果」が非常に少ない事が分かったかと思います。


教員からの転職を志して、皆さんが職務経歴書に関してできることは「できるだけ空欄がないように埋めること」だけです。



これが、教員からの転職の際の職務履歴書の現実です。


皆さんが人事担当だったらどう思いますか?

先ほどの、私が使用した職務経歴書を見て

・どの部署がいいのか

・どのような活躍をしてくれるのか

・どの程度給与を支払うべきなのか

以上のようなことが検討できますか?


人事の経験がある・面接の経験があるないにしろ、検討の材料にもならないことが分かると思います。


そうは言っても、転職の際には職務経歴書は書かなければなりません。


その時に助けてくれるのが「転職エージェント」です。


職務経歴書を指導してくれるおすすめエージェント

ちなみにこの職務経歴書の原案は、私だけで考えたものではありません。


転職エージェントの方に手伝っていただきました。



以下に私が実際に転職活動時に利用させていただいたサイトリンクを貼っておきます。


リクルートエージェントへ

転職エージェントならリクルートエージェント





リクナビNEXTへ

リクナビNEXTへ




dodaへ

dodaへ




私が実際に「職務経歴書」を添削していただいたのは「リクルートエージェント」です。

リクルートエージェントのメリットは以下の通り。

ポイント

〇実際に会って面談をしてくれる

〇メールでの細かなやり取りとフィードバックがある

〇専属の担当者が付いてくれる





今回記事を更新した理由には「公務員からの転職者が増加傾向にある」という背景からです。

以下の記事を参考にしてください。



次回は後編を記載します。(こちらもタイミングを見て、随時最新バージョンに更新します)


教員の職務履歴書ってほんとに書くことがない


だからこそ「スキル」を身に付けなければいけない。


と気付ていただけたら幸いです。


皆さんに必要なことを、この記事を読んで絶望に浸ることではありません。


行動を起こすこと、すなわち「職務経歴書を書き始める」ことです。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


以下記事とサイトも参考にしてください。

-教育, 転職活動
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