ゆる~いお家づくりの知識・イメージと違ったを防ぐために

新築工事あるある

イメージと違った。

これ、あると思います・・・

これは、双方のイメージ不足と説明不足から起こりうるものだと思っています。

このイメージと違ったが起こりやすいのが、以下の項目です。

  1. 塗装
  2. 無垢材の使用
  3. クロス(壁紙)
  4. 外壁

1.塗装

これが圧倒的に多いですね。

後々紹介していこうと思っているのですが、皆さんが確認するサンプルってどれくらいのサイズでしょうか?

サンプルの色を確認する作業は非常に重要です。

色見本という様々な色がアルファベットと番号で表記したものがあるのですが、とにかく非常に小さい!!

このためサンプルが小さいのであまり参考にならない場合があります。

全体的に塗装するとなると、人によっては、濃く見えたり・薄く見えたりっていうことがあります。特にメーカーさんの建具・扉を使わずに、一から作る、いわゆる「造作扉」を作成して、着色する時の、サンプル確認方法で重要なのが

  • 同じ材質の木材で確認する
  • サンプルは30センチ四方くらいがおすすめ

なぜ同じ材質の木で確認するのかというところですが、木材によって色の入り方が違います。

おそらく一般的によく出るのが

  • パイン集成材
  • シナ

という材料になると思います。

パイン集成材

一枚一枚を人工的につなぎ合わせて作ったものになります。

写真を参考に見ていただくと分かるのですが、継ぎはぎ部分がありますよね?このラインでを境にだいたい色味が変わります。

よって経験ではありますが、一度

こんなマダラ毛様みたいになるんですね。

少しイメージと違った

と言われたことがあります。

塗装したらこんな感じです。↓

シナ

住宅の造作建具の仕上がりに使用されることが多い木材です。

比較的白っぽい色の木です。

集成材と比較すると、同じ塗装でもすこし明るく見えるのかなと思っています。

集成材の色の入り方と、シナを使った場合の色の入り方は全く違います。

塗装に関してはまとめると(可能であれば)

  • 実際に使用する木材に塗装したサンプルを確認(写真でもOK)
  • 30センチ角くらいのサンプルがオススメ(色見本のサンプルだけでは不安な場合)

無垢材

無垢もイメージと違ったっていうのがよくあります。

床材で無垢のものを使用することが多いとは思うのですが、1枚1枚の無垢板の表情が違うので、実際に施行してみると、全体で見たらかなり違った表情をしていた、なんていうのは実際にあるかと思います。

パインの床の事例で見てみましょう。

サンプルで見るのはおそらくこのサイズですが。

実際につなぎ合わせたものを見てみるとこんな感じですね。

流節や生き節などもあって、かなり想像してみいたものと違うのではないでしょうか。

そもそもサンプルと違いすぎ!!

ってなりませんか(笑)

軒天のレッドシダーと言われるものも、1枚1枚で見るのと、全体で見るのではかなり違います。

皆さんにアドバイスさせていただきたいのは、この無垢材のサンプルを確認するときは、必ず重ね合わせた状態で見てください。

小さなサンプルではイメージがつかないですし、またそれを塗装した時表情もかなり変わってきます。必ず確認しましょう。

まとめると

  • 無垢材は一枚一枚の表情がかなり違う
  • 多少イメージと違うとなる可能性あり
  • それを防ぐために施工写真を確認

クロス(壁紙)

クロスもイメージ違ったとなることが多いようです。

通常良く使用される、ベースクロス・工事用クロスと呼ばれているものに関しては問題ないのですが、皆さんが選ばれる「アクセントクロス」と言われるものはクロスの記事が少し薄いです。

クロスの職人さんが、クロスを貼る前にする作業に「パテ処理」というものがあります。

これは大工さんが石膏ボードを止めるためにビスを打つのですが、その石膏ボードの表面にできた凹凸をできるだけなくすために、何度も粘土のようなものを壁に塗り付けて、表面の凹凸をなくす作業です。

しかしながら、この作業も人間がするものでありますので、多少の凸凹がどうしても出てしまいます。この時に、アクセントクロスの生地自体は非常に薄いので、下の不陸を拾いやすいですし、光沢のある生地に関しては、下の不陸がより目立ってきます。

アクセントクロスを部屋に使いすぎると、パテ処理の度合いにもよりますが多少凸凹は拾ってしまう可能性大!!

そして大きな面積に貼った時も、ちょっと色のイメージが違うなっていった感じになります。

まとめると

  • アクセントクロスは、凸凹を拾いやすいと心得る
  • 細かい不陸が気になる場合は、ベースクロスを中心に使用し、収納やクローゼットのなどにアクセントクロスを使用する

個人的には全体的にベースクロス(白)でもかなり綺麗です。

外壁

光が実際に当たった時の感じは、表情がかなり変わるのでイメージと違うとなりやすいです。

同様に、これもサンプルが小さい。

こんな感じです。

特に気を付けたいのはベルアートの塗りパターン

  • フェザー
  • ファンタジスタ
フェザー
ファンタジスタ

と言われるパターンはかなり個性的ではあるので、気を付けたいところ。

いかがでしたでしょうか。

一生に一度のマイホーム。

イメージと違った…というのは極力なくしたいですね。

総合的にまとめてお伝えしたいのは以下の通り。

既製品ではなく、あくまでも自然素材・無垢材をつかう場合は注意が必要

サンプルが小さい場合は、施工写真や大きなサンプルを見せてもらう

事例として、今まで「イメージと違った」と言われたことがないか、担当者に確認

の3点が私が考える

「イメージと違った」

をなくす方法です。

是非参考にしてください。 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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