お金に関する間違った3つの認識

お金に対する話は、日本ではすごいデリケートに扱われますよね。

他人に年収を聞くことは、非常に失礼だという認識は日本人が持っていると思います。

お金に対して聞くことは失礼

お金の話をする人は汚い

といったような考えは少なからず皆さんお持ちだと思います。

しかしながら、お金が大嫌いな人はいないと思います。

少なからず今の生活を成り立たせるためには、皆さんお金を使っているはずです。

私はお金が大好きです。

そんな私が最近気づいた、お金に対する間違った認識を紹介したいと思います。

  • お金では幸せになれない
  • お金は汗水たらして稼ぐもの
  • お金を稼ぐことは悪

お金では幸せになれない

お金があっても幸せになれない

お金で愛は買えない

などといったフレーズは皆さんよく聞いたことがあるかと思います。

しかしながら、私はこの意見に関しては反対です。

確かに100%満たされることはないでしょう。

人間は稼ぎ始めるともっと稼ぎたい、もっとお金が欲しいといったように傲慢になりがちだと思います。

人間は満たされない生き物です。

前回の記事で紹介した「FACTFULLNESS」という本でも紹介しましたが、人間はほとんどのことに関して上昇志向、グラフでいうとすべてが右肩上がりに上昇していくだろうといった思考なので、もっとお金が欲しいといった考えになるのは普通の事かもしれません。

話しを元に戻します。

お金だけでは幸せになれない、と思っている方にデヴィ夫人のインタビュー内容を紹介したいです。

女性の方への質問なのですが

大好きではあるが年収200万の男性

たいして興味がない年収1億の男性

どちらを選択しますかといった内容です。

デヴィ夫人は当然年収1億の男性を選択すべきだと言っています。

これはなぜでしょうか。

年収200万の男性との生活は、貧しく満たされない生活になる可能性が非常に高く、相手を敬うことができない状態にあります。

喧嘩も増えて、不平不満が増えて愛が冷めていきます。

すなわちお金で愛は変えないは成り立つかのかもしれませんが、お金の問題で愛は失われていく可能性があるとのことです。

何とも皮肉な話ですね。

年収1億の男性はどうでしょうか。

生活を満たすことができて、相手を敬うことも可能とのこと。それは相手への感謝の気持ちに繋がることになります。

これは極端な例かもしれません。

マズローの5段階承認欲求を思い出してください。

上位の欲求を満たすためには、下位の欲求が満たされなければなりません。

下位に属している欲求が

生理的欲求

安全の欲求

になります。

・生理的欲求

食べたい・飲みたいなどの根源的なもの

・安全の欲求

経済的に安定していて、良い健康状態を維持したい

この二つのものを満たすには「お金」は必要条件になるのではないでしょうか。

幸せになりたいといった欲求は、上記で紹介した2つの欲求より上の階層です。

これを踏まえても「お金だけでは幸せになれない」と言い切れるのでしょうか。

お金は選択肢を与えてくれる

お金があれば選択肢が増えます。

2000円しか持っていない人は、通常のセーターとカシミヤのセーターがある時に、通常のセーターしか買えないかもしれません。

10万円ある人ならば、カシミヤのセーターを購入するといった選択肢を取ることができます。

大学進学時はどうでしょうか。

国公立大学と私立大学では授業料が全く違います。

お金がある人はどちらの選択肢も考えられますが、そうでない人は私立大学という選択肢は取れません。

もしかしたら大学に行くという選択肢も閉ざされてしまいます。

現在は若者の貧困が問題になっていますが、その多くが大学に行くときの奨学金の借金が問題でもあります。

卒業した途端に400万円の借金を抱え、必然的に高額のバイトを選択、またはバイト生活に明け暮れる日々を強制的に選択しなければなりません。

お金が十分にあれば選択することが可能です。

選択することができて、自分で選んだ結果であれば、私たちは満足することができます。

しかしながら「これを選ぶしかなかった」という状態では私たちの欲求は満たされないと思います。

お金があると私たちはより多くの選択肢を選べる可能性があります。

「選べる幸せ」というのがあるのではないかと私は思っています。

お金は汗水垂らして稼ぐもの

若いうちは苦労して

石の上にも3年

よく聞く言葉だと思います。

お金は苦労して稼ぐものっていうのは、ものすごく古い考え方ですし、本当に汗水たらして稼がないといけないものなのでしょうか。

ホリエモンが主張していることが

遊びが仕事になる

好きなことを仕事にする

といったものです。

自分が嫌いなことでも頑張って、苦しい状況、理不尽な環境にも耐えて稼ぐものが「お金」。

そんな考え方はすでに終わりました。

YouTuberが出てきました。

仮想通貨で億り人になった人がいます。

インフルエンサーで稼いでる人がいます。

投資で稼いでる人もいます。

これらの方たちが、知恵を絞って試行錯誤した結果、稼いだ人がいるのは私も認めますが、本当に嫌でたまらないことをやりぬいて大きな報酬を得たのでしょうか。

皆、偶然始めたことや、楽しいと思って始めたことが稼ぐことにつながったのではないでしょうか。

苦労してお金を稼ぐというのは、すでに死んだ考え方です。

自分の好きなことをとことん突き詰めましょう、

楽しんでお金が稼げるはずです。

遊びの達人、つまり夢中になれることからお金が生まれる時代がそこまで来ています。

嫌なことに耐えて、対価を受ける、お金を稼ぐといった考えは勘違いだと思います。

お金を稼ぐことは悪

お金を稼ぐことは悪い

金持ちは傲慢

という認識がおおいと思いますがこれは本当でしょうか。

これはただの嫉妬です。

マーガレット・サッチャーの言葉で有名なものがあります。

金持ちを貧乏にしたところで、貧乏人は金持ちになれない

金持ちの人が金持ちになれるのは稼ぐ能力があったから、稼ぐ能力を身に着けたからというのが彼女の主張です。

それを、お金を稼ぐ能力を身に着けようとしない、俗に言う貧乏人が金持ちの足を引っ張ろうとします。

収入が低い人は税金を優遇しろ

金持からもっと吸い上げろ

といったように、お金持ちを攻撃します。

お金持ちを攻撃したところで、決して金持ちにはなれないにも関わらず。

このような考え方によって

お金持ちは悪

お金を稼ぐことは悪

といったような風習が世に蔓延しています。

もう一度言いますが、お金を稼ぐことは悪だ!!と主張する人は、それは単なる嫉妬です。

自分にはお金を稼ぐ力がありません。

と主張しているようなものです。

五体満足で日本に生まれたのであれば少なからず、世界的にみたらかなりお金を稼ぐチャンスはあると思います。

お金を稼ぐ力を身に着けましょう。

稼いだお金を使うことによって経済が回ります。

そして苦しんでいる人に巡り廻ったお金が届く可能性があります。

お金に対する考え方をリセットしよう

お金では幸せになれない

お金は、生理的な欲求・安全の欲求を満たして、上位欲求を満たすチャンスを与えてくれる道具だと考えましょう。

また、お金があれば「選択する幸せ」を得ることができます。

お金がすべてではありませんが、お金があることで人生が豊かになる可能性が上がります。

お金は汗水垂らして稼ぐもの

自分の夢中になれるのものあるはずです。

遊びの達人になりましょう。

頑張って嫌なことに耐え抜いて、お金は得るものではありません。

夢中なものからお金が生じる可能性は十分あります。

お金を稼ぐことは悪

「お金を稼ぐことは悪」は強烈な嫉妬から生まれるものです。

お金持ちの足を引っ張っても何も生まれません。

稼ぐ力を身に着けましょう。

そして、稼いだお金を使いましょう。

私もこの記事を書き進めて、お金に対す考えをリセットできました。

お金に対して汚い考えを持つことは良くないと思いますが、真剣に向け合って考えることは大事だと思います。

皆さんはお金に対してどうお考えですか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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